真の朝・日友好のきずなを

栃木で強制連行犠牲者追悼式


 日朝友好栃木県民の会主催による第2回塩谷地区朝鮮人強制連行犠牲者追悼式が11月10日、塩谷町上沢で行われた。

 追悼式には県民の会の大出勝久会長、総聯栃木県本部の朴泰龍委員長、栃木県朝鮮人強制連行真相調査団の趙吉寿団長をはじめとする30余人の関係者らが参加した。

 追悼式では、主催者を代表して大出会長があいさつし、「こんにち、日朝関係は戦後もっとも厳しいものとなっている。50数年前の日本軍国主義が、朝鮮半島で諸悪の限りを尽くしてきたことを考えれば、日本のマスコミはもっと冷静に対応すべきだ」「北東アジアの安定のためには、平和国家建設のために頑張っている朝鮮民主主義人民共和国に対する人道支援が必要である」と述べた。

 また、「日朝国交正常化はかならず実現する。国交樹立を起点に日朝関係を発展させることが大切」だと指摘した。

 つづいてあいさつした朴委員長は、「この厳しい情勢の中で追悼式が行われたのは皆さんの苦労の賜物。これを機に歴史認識をしっかりと踏まえ、真の朝・日友好のきずなを深めることが大切」だと話した。

 追悼式では、谷博之参院議員からのメッセージが紹介された後、参加者全員が焼香し犠牲者の冥福を祈った。【栃木県朝鮮人強制連行真相調査団】

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