新品種の桑


 朝鮮科学院生物分院の植物学研究所は、細胞工学的実験で葉の生産量が高く、生命力の強い新品種の3倍体桑を選抜、育成した。かつては3倍体桑の人工的育種には10〜20年という長い期間がかかったが、新たな方法ではわずか1年半しかかからない。

 選抜した3倍体桑は早く育ち、葉の生産量が2倍体に比べて2倍以上高い。葉は4月初から初霜が降る頃まで旺盛に生える。

 蚕のエサとしての価値も高い。3倍体桑の葉をエサとして与えた蚕繭から取った糸は2倍体桑の葉を与えた蚕繭に比べて1個当たり90メートル以上長い。

 この桑はすでに多くの地域に導入され、その経済的効率が実証されている。
(朝鮮通信)

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