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初めての個展が大盛況

若手写真家の金仁淑さん

 9日付本紙既報のとおり、若手写真家の登竜門、コニカフォト・プレミオに入選した金仁淑さん(24、大阪朝高出身)の個展が10日から18日まで、東京・新宿のコニカプラザ・ギャラリーで開催された。作品名は「Chang〜窓・唱・蒼」。昨年5月から、北大阪朝鮮初中級学校(附属幼稚班)の生徒たちを撮影した20点の作品が展示された。

 子どもたちの日常生活が自然に映し出された個展では、金さんの友人が作った曲に子どもたちの声がバックに流れ、実際に窓から学校を覗いているように錯覚するほど。

 初の個展開催に金さんは、「次は地元関西で」と意欲を示していた。なお同プレミオでは来年4月、入選者24人の作品の中から年度各賞(大賞1人、特別賞2人)を選出する。

来年2月、離散家族再会

第2回赤十字実務接触

 第2回北南赤十字実務接触が15日から17日まで金剛山で行われ、共同報道文が発表された。

 それによると、双方は金剛山面会所の設置場所および設計問題と「金剛山面会所建設常務組」構成問題で意見一致し、2003年の旧正月(2月1日)を機に、第6回離散家族・親せき再会を行う問題で原則的な合意を見た。

 また、面会所の規模と離散家族・親せきの生死・住所確認事業および書信交換、戦時(朝鮮戦争)中に消息がわからなくなった人々の生死確認などについては、次回の接触で引き続き協議することになった。

 双方は、今回の接触で論議された問題に基づいて2003年1月に、第3回北南赤十字実務接触を行って、協議を継続していくことにした。(朝鮮通信)

ニュージーランド労働党、「統一支持」

 ニュージーランド労働党理事会のウイリアムズ委員長が11日、表敬訪問した千載弘同国駐在朝鮮大使と会見した。

 席上、ウイリアムズ委員長は、ニュージーランド労働党は朝鮮の統一を支持し、朝鮮人民自身の力で国の統一を成し遂げることを希望すると述べた。

 また、朝鮮労働党は長い歴史を持つ党であり、今後、ニュージーランド労働党は朝鮮労働党との関係を発展させるために努力する、と強調した。(朝鮮通信)

日程通り完工へ積極努力、臨時道路、開通へ

鉄道・道路連結実務接触

 北南鉄道・道路連結分科の第3回実務接触が15日から17日まで金剛山で行われ、共同報道文が発表された。

 それによると、双方は鉄道・道路連結が合意された日程通り完工できるよう積極的に努力するとともに、連結に必要な設備、資材が工事日程に合わせて提供されるよう協力することにした。

 また、鉄道・道路連結に必要な設備・資材と開城工業地区建設に必要な人員と設備輸送のための臨時道路を、開城工業地区建設の着工前に開通させることにした。

 これと関連して双方は、西海線臨時道路建設と東海線臨時道路通行のための双方の軍事当局間協議を行う問題について、当該部門にそれぞれ建議することにした。

 北と南は、道路を通行する車両運行基本合意書を、必要な署名、交換手続きを経て早急に発効させることにし、列車運行基本合意書も近い日時内に文書交換方式で採択することにした。

 第2回会議は2003年1月中旬、平壌で開催される。(朝鮮通信)

朝鮮中央通信、「地雷の除去、完了」

 平壌17日発朝鮮中央通信によると、北南間の鉄道・道路連結工事のための軍事境界線非武装地帯での地雷除去作業が14日現在、完了した。これによって、北南間の鉄道・道路連結事業が本格的な段階に入ることになった。

 また朝鮮中央通信は、東・西海線の鉄道・道路が連結されれば、これまで海路からのみ実現されていた金剛山観光も陸路を利用することができ、近く着工する開城工業地区に対する投資の道もいっそう広がるだろうと指摘。今後、ロシアのシベリア横断鉄道と連結されるので、国際的にもその意義は非常に大きいと強調した。(朝鮮通信)

「不純な協力受け入れられない」

人道支援問題で朝鮮外務省代弁人が談話

 朝鮮外務省スポークスマンは16日、人道的協力を不純な政治目的に利用しようとする米国とその追従勢力の反共和国謀略策動が強まっていることで、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 既報のように国連は11月19日、わが国に食糧をはじめとする協力を2003年も引き続き提供するとの総合アピールを発表した。

 これに対して、世界食糧計画をはじめ国際機関と多くの寄贈国が肯定的な立場を表明している。

 しかし米国は、「核問題」解決のためのわれわれの不可侵条約締結案を全面拒否し、情勢を極端に追い込むだけでなく、いまや人道的協力まで政治化しながら各面で妨害している。

 米国は、国連の総合協力アピールが発表されるなり、協力食糧の「軍隊転用」「北朝鮮難民大量流出」「麻薬取引」など、ありもしない問題を集中的に持ち出して反朝鮮謀略宣伝に血道をあげている。

 これまで、われわれに対する協力が「核問題」とは関係がないとしていた米国が、反朝鮮圧殺策動がピークに達したこんにちに至って、政府の要人まで直接表に出て、「全国開放」などの条件を受け入れなければ協力できないと公言しているのを見ると、米国の本心が何であるかを容易に知ることができる。

 米国に便乗して日本をはじめ追従勢力も、われわれに対する人道的協力を「核問題」の解決と「国交正常化実現」など、さまざまな政治的問題と無理やりに結びつけ、われわれに対する圧力を加えて「譲歩」を引き出そうとしている。

 これは、気高い人道理念を不純な政治目的達成に利用しようとする企図であって、いかなる場合にも正当化できない。

 われわれは、これまで国際的な人道的協力に好意的に対応し、最大の便宜をはかってきた。

 われわれはこれからも、多くの国際機関と寄贈国の私心のない協力に対しては積極的に歓迎するが、政治的付帯条件がつく協力は絶対に受け入れないであろう。
(朝鮮通信)

経済協力干渉する米国を非難

北南経済協力推進委員会北側委員長、談話発表

 北南経済協力推進委員会北側委員長は15日に談話を発表し、11〜13日までソウルで開かれた第1回北南経済協力制度分科会議で、予定されていた合意書が発表されなかったことについて、「米国の南朝鮮当局に対する強圧と北南関係に対する干渉のためだ」と非難した。

 談話は、米国が鉄道連結など民族同士の一連の協力事業に障害を作っていると指摘しながら、次のように述べた。

 わが民族がいま、米国に与えるべき断固たる回答は唯一、民族挙げての反米聖戦のみであり、米国に対し鳴らすべき強力な警鐘は彼らの侵略軍の撤退のみである。
(朝鮮通信)

往来ニュース

 14日 ソウルで行われた第1回北南経済協力制度分科会議に出席した北側代表団が帰還した。空港で北南経済協力推進委員会北側団長の朴昌蓮国家計画委員会第1副委員長、民族経済協力連合会の鄭雲業会長ら関係者が出迎えた。
 13日 キューバを訪問し、カストロ議長らと会見、交流を深めた朝鮮労働党代表団(団長=鄭夏哲書記)が帰国した。空港で朝鮮労働党中央検閲委員会の朴容錫委員長と関係者、駐朝キューバ大使らが代表団を出迎えた。(朝鮮通信)

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