閑話休題
足立・新春の集い
地域からボトム・アップ
仕事柄、華やかなパーティー会場に招かれることもある。VIPの姿をチラッと見たり、時の人の話も聞けて、それなりの刺激もある。
だが、住んでいる地域での集いには格別の楽しさがある。7日、東京・足立区・綾瀬で「2002 足立朝・日友好親善の集い」が開かれ、今年も足を運んでみた。 まず、黄明総聯足立支部委員長のあいさつ。「今年は何といっても朝鮮半島の年です。4、5月には平壌でアリランの大マスゲームが開かれ、6月にはソウルでサッカーW杯が開かれる。同胞たちは今から2つの大イベントを心待ちにしています」。黄委員長は原稿なしで簡潔に話すので、評判も上々。 続いて、城島正光・民主党衆議院議員が「共和国と日本の関係は国レベルでは、昨今非常に波が高かったが、地域レベルでは、足立のように草の根交流が盛んで、友好の根がしっかり張っている」と評価、このいい関係を、ボトムアップして日朝国交正常化に繋げようと呼びかけた。 会場がわいたのが、川下政信足立区日朝議連会長のあいさつだった。 「在日同胞のみなさんからいつも区の福祉協議会に車イスや清掃道具などを寄付していただいて大変ありがたい。今日は区長代理の助役も同席しているが、これでは逆ではありませんか。同じ足立区民として、行政の恩恵を等しく受けられるよう、朝鮮学校の助成金の引き上げ要望に応えていかなくては」 東京歌舞団の歌手が出演すると、ある議員さんが隣席の同僚に「あの子も足立の朝鮮学校出身だよ」と教えたり、普段着のつきあいってイイナ。(粉) |