あの時、このひと言


 「ウリハッキョに子どもを送るのは、朝鮮人として生きていってほしいから。私や夫が30数年間生きてきた道のりを顧みて、子どもにとって何が一番大切なのかを考えた結果である。情熱あふれる先生方や、自己犠牲をいとわずハッキョを支えてくれている人々に感謝している」(西播初中に子どもを通わせている呉清江さん)

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 「チョソンサラムであれば誰もが集える温かい同胞コミュニティーを築くこと、それが朝鮮学校の生徒数を増やす大前提になる。また、民族をキーワードにすべての同胞の子どもたちを受け入れるという民族教育の本来の姿を追求していけば、生徒数は確実に維持できる」(東京第4初中の金龍河校長)

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 「地域に根ざした福祉に寄与できる事業にしようと、高齢者の家や施設を訪ね歩くことから始めた。家族が高齢者の余生をどう考えるかで選択は変わる。思いが深ければ深いほど福祉は充実する。だからこそ目上の人を大事にする同胞社会の伝統は、高齢化社会を充実させる大事な要素だと思っている」(名古屋市の介護ショップ、ニシキの趙一来代表)

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