米政権の強硬政策、断固反対

民族共同行事準備委、記者会見し声明発表


 「統一を念願するセヘマジ民族共同行事準備委員会」は、ブッシュ米大統領が訪韓した19日、ソウルで記者会見を行い「悪の枢軸」発言を非難する声明を発表した。

 同準備委員会は、今年の旧正月に南北の民間団体が和解と統一を促進するために共同で新年を迎える行事を行うために民和協、7大宗団などの民間団体で構成されている。

 準備委員会を構成する各団体はすでにブッシュ発言を非難する意思を声明などの形で示しているが、あらためて準備委員会の名前で声明を発表したのは、「韓国の市民社会の大半がブッシュ政権の対北朝鮮政策を批判している」ことを示すためとのこと。準備委員会はブッシュ訪韓のため北側との間で合意した共同行事の日程を遅らせた(2月26〜28日で合意)経緯があり、この行動は「悪の枢軸」発言に対する南朝鮮市民社会の強い非難の感情をうかがわせる。

 準備委員会は声明で、「ブッシュ大統領の訪韓は平和を愛する世界の人々と7千万民族の深い憂慮を生んでいる」「ブッシュ大統領の発言が朝鮮半島で軍事的緊張を高めているためだ」と指摘した。

 また声明は、「(悪の枢軸)発言は、不適切な発言、政策」で「われわれ国民はブッシュ大統領のこのような政策に断固として反対する」と指摘した。さらに声明は、ブッシュ大統領に対して、朝鮮半島の状況を正確に理解し、朝米会談を速やかに発展させ、平和協定の締結に責任をもつことを求め、南北の和解と団結に建設的な代案を論議することを主張した。

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