権利擁護、親善を

京都・西陣 朝・日新春の集い


 「2月名節祝賀、朝・日親善2002年京都・西陣同胞新春の集い」が3日、ホテルニュー京都で開かれ、総聯京都府本部の金禎文委員長、総聯西陣支部の金鐘現委員長をはじめ同胞ら140余人と、武田祥夫府議会議員、小林昭朗、小川ひろきの両京都市議会議員、同市北、上京区役所の役員をはじめ日本市民ら40余人が参加した。これは朝・日友好親善の輪をいっそう広めようと、昨年に続いて行われたもの。

 集いではまず、金鐘現支部委員長が開会のあいさつを述べた後、来ひんを紹介した。

 続いて金禎文本部委員長があいさつし、金正日総書記の誕生日と新年を祝賀しながら、厳しい情勢のなかでも朝・日親善、連帯を強めていこうと呼びかけた。また、民族金融機関の再生と新しい西陣朝鮮会館の建設に全力を尽くそうと強調した。

 小林市議会議員があいさつし、市は在日コリアンの高齢者年金給付と朝鮮学校への教育助成金増額に尽力してきたと指摘しながら、日朝国交正常化と在日コリアンの権利よう護のために今後も、日朝親善運動を力強く推し進めていくと語った。

 二部では祝賀宴が催され、武田府議会議員が乾杯の音頭をとった。

 ディナーショーが行われ、朝青支部の朝青員と女性コーラス「ポックギ」サークル、京都第3初級の教員、京都朝鮮歌舞団の歌と、京都拳道会と京都本部による演武などが披露された。

 また楽しい商品が当たるビンゴゲームも行われた。

 女性長寿会の玄順任幹事(76)は、「70歳以上の同胞を招待したことはとてもよいことだ。若い人が多く参加しており、彼らの活気をもらったようだ」。また、総聯室町分会の田兼祚分会長(55)は「これを機に分会、支部をさらに強化、発展させていきたい」と感想を述べていた。

 西陣商工会の南昌志会長(62)は「厳しい時期であるにもかかわらず、多くの人が集ったことで、力がわいてきた。この勢いで民族金融機関の再生、西陣朝鮮会館の建設に尽くしていきたい」と語っていた。【総聯西陣支部】

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