同胞の店

焼肉・春香苑
(東京都・練馬区)

朝鮮風オリジナル弁当を販売
10個から都内近郊に無料配達


 東京・練馬に店を構える、焼肉「春香苑」では今年から各種会議や学校行事用にオリジナル弁当の注文受付を始めた。電話・ファクスでの予約が必要で、価格は1個1000円(予算は相談可)。2、3日前に注文すれば、10個から都内近郊に無料で配達する。

 オーナーの卞錦蓮さんが手作りしているため、1日100個までの限定販売となる。

 弁当の特徴は「朝鮮のオモニの味を基本に、30品目の栄養素が摂取できる」ということ。季節のナムル三種やチャプチェ、甘鯛のチヂミ、牛肉の朝鮮風煮込み、さきいかのムンチ、かぼちゃサラダ、蒸しミョンテ(明太)、たらことのりの和え物、キムチなど色とりどりの惣菜がぎっしりつまっている。もちろん科学調味料は一切使わず、ご飯の上に乗っている梅干に至るまですべて手作りというこだわりようだ。100%コシヒカリとの相性も抜群で量、質ともに満足できる。

 「できたてを食べてもらいたいので、作り置きはいっさいしない」という卞さん。早朝から準備をし、配達車が出発する直前に仕上げている。

 卞さんは本社発行の雑誌「イオ」で昨年1年間料理コーナーを担当した料理名人でもある。焼肉業の片手間に地元の朝鮮学校や支部などから依頼を受けて作っていた弁当が好評で、今年から本格的に販売を始めた。

 「オモニが愛情込めて作った料理を囲む食卓は家族のきずなを深める大事な場。このお弁当を食べながら同胞同士のきずなをより深めてもらいたい」(卞さん)

 本業の焼肉店も人気で、卞さんの作る朝鮮の一品料理も充実している。(花)

 その他おすすめメニュー  骨付豚カルビ(300グラム、1200円)、佐賀牛のカルビ(800円)、季節のキムチ(ニラ、タコキムチ、チンゲン菜、500円)

 営業時間  午後4時〜午前12時、月曜休。東京都練馬区関町南3―6―16。TEL  03・3928・5529、FAX  03・3594・3557。

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事