あの時、このひと言


 「コリアンとして生きるというテーマは、とても重要な意味を持つ。人生観や世界観が変わったというケースも少なくない。私自身、自分の『存在』そのものにぶちあたり、日本で今後どのようにして生きていくべきかを考えさせられた」(大阪芸術大学4回生の朴重信さん)

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 「統合問題は、数十年前からそのつど提起されてきたが、近年、地域同胞社会の過疎化と少子化などによる生徒数の減少、財政的問題などから、避けては通れない緊急懸案として再浮上。立派な朝鮮人として育てるためのよりよい教育環境を整え、学校の運営を正常化させることが目的」(西播初中の徐建洙校長)

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 「現在の状況は総聯の前身である朝聯を解散させた朝鮮戦争前夜の状況に酷似している。このたびの強制捜索も『総聯=悪、強制捜索は当然』という捜査当局の論理を押し通したもので、事実の検証なしに在日朝鮮人への弾圧が行われることに大きな問題がある」(「差別と偏見の朝鮮人弾圧を考える集会―朝銀事件を検証する―」を主催した床井茂弁護士)

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