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朝鮮人強制連行真相調査団、埼玉で1世の証言収集

強制労働、生活実態解明へ

 埼玉県朝鮮人強制連行真相調査団(朝鮮人側団長=尹東煥・総聯県本部副委員長、日本人側団長=石田貞・東日本部落解放研究所副理事長)は2月18日、県庁記者クラブで会見し、県内在住の在日同胞1世に対する聞き取り調査を実施することを明らかにした。

 調査対象は、強制連行者に限らずすべての同胞1世。渡日過程や、日本での労働、生活の実態を聞き取ることになる。国籍や所属団体は問わない。その様子は録音、ビデオ撮影し、「埼玉同胞1世の証言集」(仮称)として出版するほか、年末出版予定の「朝鮮人強制連行調査の記録関東編2」にも収録される。尹団長は、「朝・日国交正常化の促進、在日同胞の権利擁護につながるもの。ぜひ多くの人たちに話をしてほしい」と呼びかけている。記者会見には、証言収集に協力を表明した民団県地方本部副団長と日朝議連の秦哲美議員が同席。問い合わせは朝鮮人側事務局(TEL  048・822・5111)まで。

西東京第1初中合同同窓会

卒業生で母校支えよう

 西東京朝鮮第1初中級学校(元三多摩第1初中)創立55周年記念合同同窓会(主催=同校連合同窓会)が2月24日、立川市内のホテルで行われ、200人の卒業生らでにぎわった。大同窓会に先立ち、同校の児童、生徒が出演する芸術公演「輝け! 民族教育」がアミュー立川で上演された。

 大同窓会は今回が3回目。会では連合同窓会初の総会も行われ、会長の゙一男氏(3期)が直前会長に、新会長に全尚烈氏(8期)、副会長に金在日(10期)、安徳栄(12期)、任忠先(12期)氏がそれぞれ選出された(写真)。続けて各期卒業生の写真や草創期からの学校の様子がスライドで上映された後、卒業生たちの紹介があった。73年に第1回読売少年サッカー大会で優勝した当時のサッカー部のメンバーや、毎年欠かさず同窓会を開いている8期卒業生らが次々と舞台に上がった

 今後、合同同窓会は5年ごとに開かれるという。

金永南委員長、タイ、マレーシア訪問へ

 2月26日発朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の金永南委員長がタイ首相とマレーシア国王の招きにより、近く両国を公式親善訪問する。(朝鮮通信)

列車事故でエジプト大統領に慰問電

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は2月25日、離任のあいさつに訪れたゴゴイ駐朝インド大使と会見した。

  また23日、エジプトでの旅客列車火災事故と関連し、同国のムバラク大統領に慰問電を送った。(朝鮮通信)

インド大使らと会見

楊副議長、洪総理

 最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長は2月20日、平壌の万寿台議事堂で離任のあいさつに訪れたゴゴイ駐朝インド大使と会見。洪成南総理も18日、表敬訪問した香港何東信託基金会の何鴻章主席一行と会見した。(朝鮮通信)

チュチェ思想討論会

バングラデシュ

 チュチェ思想とバングラデシュの自主的発展に関する全国討論会(主催=バングラデシュ・チュチェ思想研究所)が2月8日、ダッカで行われた。

 討論会では、アジア地域チュチェ思想研究所のネワズ執行理事長(バングラデシュ人民連盟委員長)が報告。金正日総書記がこれまでに発表した著作の内容に言及しながら、「国の自主的発展を成し遂げるためには、政治における自主の原則を確固と守り自力更生の原則で自立経済を建設しなければならない」と強調した。(朝鮮通信)

小林氏に親善勲章

総聯中央議長が伝達

 総聯中央の徐萬述議長は2月21日、東京・千代田区の朝鮮会館で金正日総書記の著作「映画芸術論」を「人間の証し」と題して日本語で翻訳出版した小林正夫カナリオ企画社長(映画プロデューサー)と会い、朝鮮から同氏に贈られた親善勲章第2級と勲章証書を伝達。韓正治国際局長が同席。

 徐議長は席上、朝・日の友好親善と文化交流のために積極的に寄与してくれるよう表明。小林氏は謝意を表しながら、昨年ともに訪朝した山田洋次監督と協調し、映画交流事業をさらに拡大させたい、と語った。

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