くらしの周辺
世界がもし100人の村だったら
世界がもし100人の村だったら…
その村には…57人のアジア人、21人のヨーロッパ人、14人の南北アメリカ人、8人のアフリカ人がいます。52人が女性で、48人が男性です。70人が有色人種で30人が白人、70人がキリスト教以外の人で30人がキリスト教… 6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍、その主な収入源は、資源の一人占めと、情報の一人占め、75人の村人に対する収奪、それに一番たちの悪いのが人殺しの道具の製造と販売など。 6人のうち人殺しの道具の生産と販売に直接携わる人たちは人殺しの道具を売るために村人たちを互いに憎みあうように仕向け、それでもだめならいろいろと口実を設けては直接自分が赴いて道具の在庫処理を行っています。挙げ句の果てには自分の個性を生かし一生懸命がんばっている幾人かの村人たちに対して「やつらは人殺しの道具を作って食っている!」と濡れ衣をきせ自分たちの商売を正当化しています。その悪影響のため80人の村人は標準以下の居住環境に住み70人は字が読めません。50人は栄養失調の状態にあります。冷蔵庫の中に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、寝る場所があって、まだ自分たちは幸せな方だと感じていた15人の村人たちは何かがおかしいと気付きはじめ不幸せな75人といっしょになって何がおかしいのかを考え始めました。(崔権一・教員、参考文献「世界がもし100人の村だったら」) |