劇団アラン・サムセ「月唄」
上田公演、 大盛況
劇団アラン・サムセ「月唄」上田公演が長野県・上田市で行われた。
同公演は1月19日、長野朝鮮初中級学校の支援チャリティーとして開かれたもの。上田市の文化会館は420人の観客でぎっしり、埋まり、大好評を博した。また、広告、チケットの販売が188万円を超え、学校に100万円を寄付するなど、成果をあげた。 公演実行委員長の女性同盟長野県朴遵香委員長は「公演に先立ち上田市長、教育委員会などを訪ね、後援を快諾していただき、また、信濃毎日新聞や各新聞、テレビにも広く紹介してもらった。さらに、上田市内の4大学と上小地区の日本の高校、特に演劇部が盛んな11の高校に、公演の観覧を勧めた。その結果、多くの市民の賛同を得ることができて、公演を成功させることができた」と喜ぶ。 この公演に寄せられた感想は次の通り。 「在日コリアン青年のアイデンティティーを観せてもらった。悩みに立ち上がる永遠のテーマを見つけた喜びに泣いてしまった。また、ピビンバマックスのキャラクターの意味が分かってまた、泣き笑い。日本人には難しかったが、少しでも近づきたい」(男性・50) 「これからも、私たち在日が忘れてはいけないことがたくさんあるので、伝えてほしいと思いました」(女性・43) 「貴重な体験ができました。私も日本の高校で演劇をやっています。劇を通して自分たちが訴えたいことを伝えられる、すばらしいことだと思います。機会があれば、またぜひ観たいです」(女性・17) |