私たちのうた

呉順姫


若き同志へ

 昨日は大学から
 学びの決意を記した手紙
 送ってきて
 今日は就職先から
 覇気に満ちた君たちの便りをうける

 愛するわが同志よ
 教え学んだ日々には
 「生徒」と君たちを呼んだけど
 総聯の青春闘士 頼りがいあるその姿は
 「同志」という言葉がぴったりのよう

 いつの日からか

 大志を胸に
 ただひたすら走ってきたけど
 道を失い 立ち止まりそうになるたびに
 いつも 元気一杯の君たちが
 私のそばで
 歩みを促し
 やりがいを与えてくれた…

 明日を語り合い
 「祖国」を語り合った君たち
 この社会に呑まれ
 涙をながし
 悩み
 「民族」を求め
 「祖国」を探し
 この道に足を踏み入れた
 愛する君たちよ

 まだまだ君たちは若く
 まだまだ君たちは未熟だけど
 時を重ね
 年月を重ね
 誰よりも頼もしく成長し

 一足先に出発した私たちと同じ道で
 はつらつとした体と
 青春の笑顔で
 停滞を打破し新しい力を育ててくれ

 若き同志よ
 君たちは同胞の宝
 君たちは
 民族教育の自慢だ

 (1984・10)

 オ・スニ 詩集「海になれ」より。(東京朝高教員)(訳・全佳姫)

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