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異国で息づく「民族」―多様な精神世界

京都 2002アルン展 在外コリアン美術家130人が出展

 「2002アルン展―在日コリアン美術を起点として―」(主催=AREUM Art Network)が12〜17日、京都市美術館と周辺の3会場で開催された。同展示会は在日と在外コリアン、またアルン展の理念に賛同するコリアン以外のアーティストの作品を募集、展示したもので、99年に続き2回目。「国や地域は違っても民族の固有性は息づいている。美術を通じそれを再発見、再確認しよう」と企画された。

 4会場合わせて在日、在中、在米のコリアン、日本の美術家130人による200作品が展示された中、とくに1959年に朝鮮に帰国するまで日本の彫刻界で活躍した在日同胞、権鎮圭氏の作品10余点と、在中の柳銀珪氏による写真展「チョソンジョッイヤギ―中国朝鮮族自治州の人々―」が注目をあびた。また、旧ソビエト時代に強制移住させられた高麗人の証言をつづったドキュメンタリー映画「Sky−blue Hometown−空色の故郷」(制作・監督 キム・ソヨン)なども上映され、異国に生きる在外コリアンの多様な精神世界が表現された。

米との合意、全面検討

「限定核攻撃計画」で朝鮮外務省代弁人談話

 朝鮮外務省スポークスマンは13日、ブッシュ政権が朝鮮など7カ国を核攻撃対象に指定し、「限定核攻撃」のために小型戦術核兵器の開発を決めたことに対し、これを強く非難する談話を発表した(社会欄に全文)。

 談話は、今回暴露されたブッシュチームの核攻撃計画は、米国がいかなる国際的合意(78年の国連軍縮特別総会での核不使用宣言)も意に介することなく、ひたすら力による世界制覇を追求しており、その障害になると見なす国に対しては双務的合意(93年の朝米共同声明と94年の朝米基本合意文)もすべてくつがえして核攻撃しようとしていることを示している、と指摘。

 そして、われわれは米国とのすべての合意を全面検討せざるをえなくなった、として、われわれに対する米国の核攻撃計画が事実として確証された場合、やむをえず、いかなる朝米合意にも拘束されず、それに対応する実質的な措置を講じざるをえない、と強調した。(朝鮮通信)

金委員長に信任状

トルコなど各国新任大使

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長に、イルカシェフ駐朝ウズベキスタン新任大使とアグナイ駐朝トルコ新任大使がそれぞれ13、14日、平壌の万寿台議事堂で信任状を提出した。弓錫雄外務次官が同席した。

 金永南委員長は信任状を受理した後、新任大使とそれぞれ談話を交わした。

 また白南淳外相も14日、表敬訪問した両大使とそれぞれ会見した。(朝鮮通信)

全分野で関係発展を

ベネズエラ大統領

 朴東春ベネズエラ駐在朝鮮新任大使は7日、同国のチャベス大統領に信任状を提出した。

 席上、チャベス大統領はベネズエラと朝鮮両国間の関係が良好に発展していることに満足の意を表し、今後も政治分野だけでなく経済、文化などすべての分野で関係をさらに発展させていくと指摘。そして、ベネズエラは朝鮮の統一のためいつでも協力すると強調した。(朝鮮通信)

女子ダブルスで銀

カタール国際卓球

 第7回カタール国際卓球オープン選手権大会(ドーハ、4〜8日)で、朝鮮選手が好成績を収めた。

 女子ダブルスでキム・ヒョンヒ、キム・ヒャンミが銀メダルを獲得。また21歳以下男子シングルスでオ・スヨンが金メダル、キム・ソンチョルが銀メダル、女子シングルスでチェ・ヨンランが銅メダルに輝いた。(朝鮮通信)

北侵の最終完成狙う

米・南合同演習で祖統委代弁人声明

 祖国平和統一委員会スポークスマンは14日、南朝鮮で21〜27日にかけて米・南朝鮮軍の合同軍事演習が行われることを糾弾し声明を発表した。

 声明は、連合戦時増援演習とフォール・イーグル訓練を統合して行われる合同演習には南朝鮮軍と駐留米軍のほか米本土と日本、グアムなど海外の米軍と第7艦隊所属の空母など、合わせて50余万人が参加すると指摘。

 そして、内外の強い糾弾を受けて中止せざるをえなかったチーム・スピリット合同軍事演習の規模をはるかにしのぐ、きわめて無謀な戦争騒ぎであると強調しながら、これまで別々に行われていた北侵戦争演習を最終段階で完成して、任意の時刻に実践に移行する準備を整えることに目的があると暴露した。

 また、朝鮮半島で何がなんでも新たな戦争の火をつけ、朝鮮民族を核惨禍のなかに追い込むための侵略戦争の序幕であると糾弾、即時中止を求めた。(朝鮮通信)

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