同胞の店
チヂミの店・南山
(東京都・葛飾区)
仲良し姉妹の評判の味
京成線立石駅前にチヂミの店「南山」がオープンしたのは、一昨年9月。チヂミはじめキムチ、チャプチェなど朝鮮の漬物、お惣菜なら何でも手に入る。
店に近づけば、ニンニクとゴマ油の香ばしい朝鮮の「おふくろの味」が辺りに漂う。 「この香りと味に引かれて、日本のお客さんがたくさん立ち寄ってくれます」と微笑むのは店の主人・夫香蘭さん。今年成人になった長男を頭に3人の息子を持つ。女性同盟葛飾支部の副委員長(非専従)も務める。 息子3人ともウリハッキョのサッカー部で活躍し、その試合のほとんどを夫婦で追っかけしたという熱狂的なサポーターとして勇名を馳せている。だから、店にはいつもサッカーで知り合った仲間やら、分会のオモニやら地元の常連さんやらでにぎわっているのだ。それは夫さんの人柄と味の良さがもたらしたもの。 「母の里は済州島。私たちは母の黄金の手から生まれる海の幸と山の幸の豊かな食卓で育ちました。この店でも母から受け継いださまざまな家庭料理を出していきたい」と夫さん。今、店でベスト3の人気メニューは@白菜キムチAチャプチェBチヂミだと言う。常連さんたちのリクエストでできた新メニューはケジャン、牛スジの煮込など。妹の衛星さんとの仲良しぶりも評判。中には「朝鮮の人は本当に肌がきれい。トウガラシやニンニクを食べると美人になるのね」と納得して買っていくお客もいる。地方への発送も可。(粉) おすすめメニュー イカチヂミ(300円)、野菜チヂミ=竹の子、ごぼう、じゃがいも入り(300円)、牛スジチヂミ(300円) |