最高人民会議10期5回会議での文一峰財政相の報告(要旨)

予算決算と2002年予算


 昨年の国家予算歳入は計画215億7080万ウォンに対し、実績216億3994万1000ウォンで0.3%超過遂行され、国家予算歳出は計画215億7080万ウォンに対し、実績216億7865万4000ウォンで0.5%超過執行された。

 朝鮮政府は、昨年の国家予算歳出総額の42.3%にあたる資金を経済建設部門に支出して人民経済主要部門の生産を軌道に乗せ、人民生活に必要な工場、企業所の建設と改造、近代化を積極的に推進した。

 昨年の国家予算歳出総額の38.1%を追加的施策費と無料教育、無料治療、社会保険および社会保障制の実施などさまざまな人民的施策に割り当てた。

 昨年の予算で歳出総額の14.4%を国防費に支出して人民軍の戦闘力を強化し、革命の軍事的砦をしっかりと固めた。

 今年の国家予算歳入と歳出はそれぞれ221億7379万ウォンで、昨年に比べ歳入は2.5%、歳出は2.3%増えることになる。

 今年の国家予算では採掘工業をより発展させ、電力金属工業、鉄道運輸部門で経済的高揚の突破口を開き、新設された現代的な生産拠点が効果を発揮するようにし、党の農業革命方針を貫徹するのに92億3068万4000ウォンの資金を割り当てることになる。

 これとともに、人民経済の全般的技術改造と現代化を推し進め、先端科学技術の開発と先端工業の創設に多額の資金を支出する。

 また、34億9750万ウォンの資金を基本建設部門に割り当て、礼成江発電所をはじめ大規模水力発電所と中小型発電所の建設を推し進め、平壌市、平安南道、南浦市の3万ヘクタールの土地整理を推進することになる。

 そして昨年に比べ追加的施策費を2.5%、教育費を6.3%、保健医療費を5.1%、社会保険および社会保障費を6.1%増やし、在日同胞子女のために教育援助費を送る。また、歳出総額の14.4%を国防費に割りあてる。(朝鮮通信)

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