金正日総書記、金大中大統領特使一行と会見
北南関係全般的に改善
金正日総書記は4日、平壌を訪問している金大中大統領の特使、林東源・大統領外交安保統一問題担当特別補佐役、そしてその一行である金保鉉・国家情報院次長、趙明均・統一部局長、徐勲・青瓦台局長と会見した。会見には、朝鮮労働党中央委員会の金容淳書記、林東玉第1副部長が同席した。
席上、林特使は金正日総書記に宛てた金大中大統領の親書を伝達した。 金正日総書記はこれに謝意を表し、特使と温かい談話を交わした。 また金正日総書記は、特使一行のために夕食会を開いた。 難局打開の対策を協議 金容淳書記と林東源特使との第2回会談が5日、行われた。 会談で双方は、朝鮮半島に作り出された重大な難局を打開し、凍結した北南関係を解決していくための対策的問題などを協議した。 双方は、北南関係を全般的に改善し発展させていくための共同報道文の発表に合意した。 共同報道文は、平壌とソウルで同時に発表することになった。 (共同報道文全文) また、林東源特使一行のために昼食会が同日、開かれた。金容淳書記、姜能洙文化相、安京浩祖国平和統一委員会書記局長ら関係者が参加。林東源特使と金保鉉・国家情報院次長、趙明均・統一部局長、徐勲・青瓦台局長ら一行が招かれた。 昼食会は、相互理解のふん囲気のなかで行われた。(朝鮮通信) ◇ ◇ 本紙既報のように、林東源特使は3日に平壌入りし、同日、金容淳書記と第1回会談を行った。 朝鮮通信によると、会談で北側は、今回の林特使を受け入れた理由について次のように指摘した。 「今回、われわれが林東源特使の平壌訪問要請を受け入れたのは、民族が直面している重大な事態と関連し直接、膝を交えて南側がわが民族同士、力を合わせて国の統一問題を解決していくための6・15北南共同宣言の基本精神を尊重し、民族同士、共助していく意志があるのかどうかに対する明白な回答を聞くことにある」 |