あの時、このひと言


「私は日本学校を卒業したが、子どもがウリハッキョに通う過程で自然に民族について知ることができた。友だちをいっぱいつくり、民族の心を培ってほしい」(創立50周年を迎えた大阪朝高に次男を入学させた高尚美さん)

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 「30数年前、新校舎を建てるため運動場にテントをはって学んだことを今でも思い出す。学校が統合されることで、子どもに冗談で日本学校に行くかと聞くと、泣きべそをかいていた。子ども心にも友だちを大切にしながら、民族の心を培っていきたいという意識があるのでは。今後もパワーを結集して民族教育を発展させていきたい」(「ありがとう宝塚朝鮮初級学校コンサート」を観覧した李強浩さん)

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 「将来、子どもたちが『オモニ、なんでチョゴリを着ていくの』と尋ねてくれば、日本の学校に通っていた頃のこと、朝鮮人として堂々と生きていくことの大切さ、アボジとオモニがウリハッキョで何を得てほしいと願っていたのかを話してあげたい」(子どもの入園・入学式などにチマチョゴリを着ていくという呉清江さん)

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