金日成主席の誕生90周年
自主、平和の意向込め民族的色彩に溢れる
4月の春親善芸術祭など
前号既報のように、金日成主席の誕生(4月15日=太陽節)90周年に際して、朝鮮の首都平壌では多様な行事が行われた。
第20回4月の春親善芸術祭が16日夕、平壌市内の各劇場で初演の幕を上げた。 出演者たちは、金日成主席に対する敬慕の念を胸に、自主、平和に対する志向を込めた豊かな民族的色彩にあふれた演目で舞台を飾った。
また、サーカスでは内外の祭典で高い評価を受けた作品や、独創的で表現力豊かな技がひろうされた。 各公演を、祭典組織委員会の張徹委員長と各副委員長、康能洙文化相、文一峰財政相、李元一労働相、関係部門の活動家、市民、そして駐朝各国外交代表、大使館員、外国の賓客、海外同胞が鑑賞した。 これに先立ち14日、開幕式が4.25文化会館で行われ、各国の政府文化代表団と代表、芸術人、海外同胞芸術人、第5回現代と民族芸術に関する美学討論会に参加する各国代表団、代表が開幕式場に入場。洪成南総理をはじめ党と国家の指導幹部、市内の勤労者、駐朝各国外交代表らが参加した。
張徹委員長が開幕の辞を述べ、前回と同様に今回の祭典は正義と平和を愛する世界の人民を励まし、太陽節を迎える朝鮮人民の喜びをいっそう大きなものにするだろうと語り、祭典の開幕を宣言した。 続いて、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長が祝賀演説を、中国政府文化代表団長の孫家正文化相、ロシア政府文化代表のラハエフ文化次官が演説した。また開幕式を前に、祭典参加者の大芸術行進が平壌市内の勤労者と青少年学生の歓迎のなか行われた。 今回の祭典と祭典期間に行われる美学討論会には、中国政府文化代表団をはじめロシア、フランス、スウェーデン、スイス、イタリア、ポルトガル、ベルギー、デンマーク、インドネシア、エジプトなどの音楽団、そして日本から梅蘭音楽団、日朝音楽芸術交流協会芸術団、在日朝鮮人芸術団などが参加した。なお、日本で活動する南朝鮮の歌手、金蓮子さん一行はすでに公演を終え、日本に戻った(「ニュースピックアップ」参照)。 一方、14日には平壌のメーデースタジアムで大マスゲーム・芸術公演「アリラン」が上演された。 バックグラウンドに金日成花と「永生」、金正日花と「栄光」「祝賀」の文字が相次いで示され、祝砲が上がり、さん然たる太陽が全世界を照らしながら昇り、グラウンドには踊りの海が広がった。 公演は、「アリラン民族」「軍事優先のアリラン」「アリラン虹」「統一アリラン」のほか各章で構成され行われた。(朝鮮通信) |