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南の金壽煥枢機卿、京都第1初級と「エルファ」訪問

 軍事独裁政権時代、カトリックソウル教区長として社会の民主化と祖国統一運動に尽力した金壽煥枢機卿(80)が20日、京都朝鮮第1初級学校と同胞高齢者向けのデイサービスを行う京都コリアン生活センター「エルファ」(京都市南区)を訪れ、1世同胞や教職員、児童たちと交流した。

 京都第1初級では校門をくぐると、2人の児童が花束を手渡し、「金壽煥ソンセンニム(先生)を歓迎します」とあいさつ。金枢機卿はこれに、「アンニョンハセヨ。出会えて本当にうれしい」と笑みを浮かべながら応えた。日本到着後、健康状態が芳しくない金枢機卿だったが、見て回った同校幼稚班の園児が「セットンチョゴリ」を披露すると感激を抑えられない様子で、「純真なオリニたちのウリノレ、すばらしい」と児童一人ひとりの手を熱く握っていた。

 また「エルファ」では、利用者の1世同胞たちが歓迎の意を込め「エルファタリョン」を合唱するや、南の歌「サランヘ」で答礼。会場からは大きな拍手がわいた。

1世の財産守り抜こう

香川県商工会40周年記念の集い

 香川県商工会結成40周年を記念する集いが14日、高松市の全日空ホテルで行われ、総聯中央の徐世教経済局長、県商工会の文秀吉会長、中四国地方の総聯本部委員長と商工会会長をはじめとする同胞と日本市民150余人が参加した。

 集いでは文秀吉会長があいさつし、40年の歴史を振り返りながら、1世商工人があらゆる困難を乗り越え強固な地盤を築いたからこそ、今日のわれわれが存在することを忘れてはならないと指摘。2、3世の商工人たちが一心団結し、1世が残した精神的、物質的な財産を守っていこうと呼びかけた。

 続いて李奉国・商工連合会副会長、真鍋武紀香川県知事、綾田福雄香川県議会議長らが来ひんのあいさつをした。また、文会長が四国初中、岡山初中、広島初中高の教育会と香川県社会福祉協議会の代表らに県商工会の寄付金をそれぞれ伝達した。

日本総理の「靖国」参拝を強く糾弾

朝鮮外務省代弁人談話

 朝鮮外務省スポークスマンは23日、小泉首相が21日に「靖国神社」を参拝したことに対し要旨、次のような談話を発表した。

 「靖国神社」は、日本の軍国主義を象徴する代表的な場所である。だから戦後、歴代日本当局者たちの参拝は侵略の過去と軍国化を合理化しようとする危険なものと見なされ、周辺諸国をはじめ国際社会から強い非難を受けてきた。

 今回の参拝は、日本の軍国化に反対するアジアと世界の平和愛好人民たちに対する公然たる全面挑戦であり、とくに現在、日本での軍国主義的な有事関連法案採択の動きと時を同じくしているという点において、さらに大きな憂慮を引き起こしている。

 現職の日本総理が「靖国神社」を参拝することは、時期と形式がどうあれ、許されるものではない。

 われわれは、日本の高位当局者と政治家が「靖国神社」を参拝するような無謀な行為を強く糾弾する。(朝鮮通信)

金委員長、エジプト新任大使、各代表団と会見

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は22日、万寿台議事堂でラミ駐朝エジプト新任大使から信任状を受け取った。また、金委員長は18〜19日、訪朝中のナイジェリア国民民主党、ギニア政府、シリア・バース・アラブ社会党・国民進歩戦線、タイ愛国党の各代表団とそれぞれ会見した。(朝鮮通信)

李鵬委員長、金秀学保健相と会見

 中国・全国人民代表大会常務委員会の李鵬委員長は17日、重慶でアジア議会平和協会(AAPP)の第3回年次総会に出席した朝鮮最高人民会議代表団長の金秀学保健相と会見した。

 席上、李鵬委員長は近年、金正日総書記の中国訪問と江沢民総書記の朝鮮訪問が行われたことに言及しながら、中国は朝鮮とともに伝統的な友好協力関係を絶え間なく発展させるために努力すると強調した。

 さらに、朝鮮半島の平和と安定に助けとなるすべての措置を支持し、北南関係が引き続き改善され、朝鮮半島が平和的に統一されることを願うと語った。(朝鮮通信)

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