法的責任認め代償を

朝鮮代表国連人権委で指摘


 4月17日、国連人権委員会第58回会議で案件12項女性の権利について朝鮮代表が演説し、次のように指摘した。

 日本が新世紀に国際社会の資格を有した一員として認められる唯一の道は、20世紀の人類史を野蛮な侵略と略奪、最大の集団暴行で汚した過去ときれいに決別することであり、何よりもまず、過去の犯罪に対する責任を認めて公式の謝罪を行い、当然の補償をすることである。

 今日まで未解決になっている近代史のもっとも代表的な性奴隷行為は、日本が第2次世界大戦とそれ以前の時期に、朝鮮とアジア諸国の大勢の女性を対象に働いた「従軍慰安婦」犯罪である。

 国際法に抵触する犯罪を働いた国は当然、法的、道徳的責任を認めてその代償を払うべきである。

 しかし、日本だけは世紀が変わった今日まで、過去の清算はもとより過去の犯罪に対する責任の認定すら回避している。

 もし、日本が自らの犯罪を認めて誠意ある姿勢で謝罪と補償を行っていたら、初歩的な良心すらない国として糾弾されなかっただろう。

 朝鮮政府は今後も、女性の権利の保護増進のための国際共同体の努力に積極的に寄与していく。(朝鮮通信)

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