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在日朝鮮人運動発展のため若い世代の役割話し合う

太陽節記念在日朝鮮学生祝典

 新世紀の在日朝鮮人運動をいっそう発展させていくために、朝青員たち在日の若い世代に何ができるのか――その方向性を探るべく、「太陽節記念在日朝鮮青年学生祝典」が4月21日、東京・北区の東京朝鮮文化会館で行われ、朝青中央の朱相礎委員長、関東地方の朝青員をはじめ900余人の同胞青年が参加した。

 1部では総聯と在日朝鮮人運動の歴史をまとめたスライドショーが上映された後、在日本朝鮮人人権協会近畿地方本部の洪敬義会長が「21世紀在日朝鮮人運動の展望と可能性について」と題して講演した。続いて行われたパネルディスカッションでは朝青東京都本部の鄭斗徹委員長、KYN神奈川の金慶愛事務局長、朝鮮大学校歴史地理学部の李柄輝助手、在日本朝鮮人人権協会の金珍英副部長の4人がパネラーとして出演。@これからの朝青活動に求められる専従活動家の心構えA1世の歴史発掘作業B助成金増額をはじめとする民族教育権擁護運動など在日朝鮮青年学生が担うべき使命と役割などについて発言した。鄭委員長は、「朝青は南北朝鮮、日本を見れるという意味で希少価値ある存在。その存在価値を正確に認識し、同胞社会の主人公は自分だという自覚に立った活動が求められる」と提言した。

 2部では各地の朝青員たちによる歌と踊り、演劇などが披露され、なじみの顔が舞台に上がるたび、観客席から声援が飛んだ。祝典では、朱委員長が「21世紀の主人公たちに送るアピール」を発表した。

文化通じ親善

埼玉で日朝友好フェスティバル

 「埼玉日朝友好フェスティバル」(同実行委員会主催)が4月29、30の両日、JR大宮駅近くの鐘塚公園で行われ、2500余人でにぎわった。日朝国交正常化と地域での日朝友好促進を目的に始まったイベントも今年で10回目。

 29日には焼肉店関係者らが参加する「焼肉フェスタ2002」が同時開催され、1500人分の焼肉などが無料で振る舞われた。焼肉は約1時間でなくなった。

 参加者らは、焼肉とビールをほおばりながら、北関東歌舞団と埼玉朝鮮初中級学校生徒らによる歌や踊りに見入っていた。また、女性同盟とオモニ会が設けたキムチ、チヂミなどの朝鮮料理販売コーナーも好評だった。

 埼玉初中の様子を伝える写真展示会も同時に開催されるなど、地域の人々に朝鮮の文化や在日同胞について知らせるよい機会となった。

金正日総書記、ロシア極東・大統領全権代表と会見

 金正日総書記(国防委員長)は4月24日、ロシア極東連邦管区のプリコフスキー大統領全権代表一行と会見した。席上、全権代表は総書記にあてたプーチン大統領の祝賀メッセージを伝え、自身の贈物をした。総書記はこれに謝意を表し、温かく友好的な雰囲気のなかで談話を交わした。(朝鮮通信)

金正日総書記、ロシア・モイセーエフ国立アカデミー民族舞踊団、中国人民解放軍総政治部歌舞団と会見

 金正日総書記は4月26日、ロシア・モイセーエフ国立アカデミー民族舞踊団のシェルバコワ団長、指揮メンバー、主要俳優と会見した。これに先立ち総書記は、万寿台劇場で同舞踊団の公演を観賞した。

 また、23日、中国人民解放軍総政治部歌舞団の王兆海団長と指揮メンバー、主要俳優と会見した。同日、烽火芸術劇場で同歌舞団の公演も鑑賞した。(朝鮮通信)

朝・日赤十字会談、共同報道を発表

 朝鮮赤十字会と日本赤十字社の会談が4月29日から30日まで北京で行われ、朝鮮赤十字会代表団(団長=李浩林部長)と日本赤十字社代表団(団長=東浦洋部長)、両国の政府関係者が参加。共同報道が発表された(生活・権利欄に全文)。それによると、@両赤十字団体は双方の行方不明者消息調査を引き続き行って結果を通報し合い、A第4回在朝日本人女性たちの故郷訪問を今年夏頃に行うことなどで合意した。
(朝鮮通信)

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