同胞の店
居酒屋・はな
(大阪市・生野区)
鉄板焼きなどが好評/アボジの味を継承
「気軽に家族で立寄れるお店」「料理の中で肉類がとても美味しい」「1回分の飲み代で2回飲める安いお店」と評判の「はな」。 ウリマルで「ひとつ」という意味で、店のロゴには「하나(HANA)」を使用している。妻の金栄南さん(27)と共に考え付いたという店主の高宗徳さん(30)。3月29日の開店後から約1カ月半、地域の同胞の励ましや協力もあり上々の滑り出しだ。
23年間アボジが営んできた焼肉店「味道園」を内改装しリニューアルした同店舗では、アボジの味を継承しながらも独自の新メニューと美味しさを客に提供している。 自慢のタレをベースにしながら、客の要望に応じてお好みの味に合わせてくれるし、また具がたくさん入っていてボリューム感がある。 「タレが良いから、どのように手を加えても味は落ちません。料理人にとってタレは命ですよ」 タレを生かしたメニューの中で、鉄板焼とテッチャン鍋は満腹感を味わうことができ、かつ価格も割安で、家族づれの客から人気の的となっている。 また、「チヂミ」メニュー、パジョンと海鮮チヂミも好評だ。「肉料理だけでなく野菜をふんだんに使った料理もある」。高さんが薦める「はなサラダ」は、盛りだくさんのスパゲティサラダを味つけしたものだ。そのほか、テールスープ、ホルモン盛り合わせ、冷麺なども絶品。地域の常連客に親しまれているのを見ると、「より地域密着型のメニュー開発と味の追求をしていかなければ」と心掛ける高さん。ゆくゆくは繁華街や他の地域で店舗を開き、幅広い客層から愛される「はな」にしたいと、意気が上がっていた。(舜) おすすめメニュー 鉄板焼(2人前より 1000円)、チヂミ(400円から)、はなサラダ(500円から) 営業時間 午後12時〜2時(ランチタイム)、5時〜夜中2時。大阪市生野区勝山北4―10―2、TEL 06・6712・0566。 |