民主労総傘下の各労組、スト突入


 民主労総は22日、金属労組傘下のINIスティールをはじめとする組合に呼びかけ、およそ3万余の組合員が参加の下、100余の作業場で一斉にストライキに突入した。

 金属労組は「会社側に産業別基本協約の締結、労働時間の短縮、給料の引き上げ、疾患予防対策の充実などを要求してきたが、決裂したのでストライキに突入した」と、ストライキ突入について説明した。

 一方、保健医療労組傘下の74の支部では23日からストライキに突入する予定だ。保健医療労組では、「会社側は職権仲裁制度を悪用し、今回のストライキを不法なものであるとしながら交渉に誠実に臨んでいない」と指摘し、公共性の強化や非正規職の正規職への格上げなどを求めていくことを明らかにした。

 民主労総は、「当初の方針通りワールドカップ開催前に交渉を終わらせるため全力を尽くす」としながら、「しかし、政府が一方ではワールドカップ中にストライキをしないよう呼びかけながら、また一方では弾圧を加えていることに関しては、ワールドカップとは無関係に闘っていく」との意志を表明した。

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