6.15民族統一大祭典 南北実務会談不許可

反統一的、無条件保証を

南の216の市民・社会団体が会見し共同声明


 6.15共同宣言発表2周年記念行事を妨げる南の当局に対する非難の声が高まっている。

 216の市民・社会団体は5月30日、ソウルの明洞聖堂で記者会見を開き「6.15南北共同宣言履行、6.15民族統一大祭典の開催と汎民連(祖国統一汎民族連合)、韓総連(韓国総学生会連合)の参加を保証することを要求する共同声明」を発表した。

 記者会見ではまず、汎民連と韓総連の無条件参加の保証を要求して、4日目のハンガーストライキに入っている統一連帯と汎民連南側本部を代表し、汎民連南側本部のリ・ジョンリン議長が発言した。

 リ議長は、5月13日に予定されていた統一大祭典開催のための実務会談が、統一部の不許可によって実現できなかったことに言及しながら、「6.15共同宣言を支持し意を同じくする人であれば、誰もが祭典に参加できるようにすることは、昨年の第4回閣僚級会談や、(今年4月の)林東源特使の平壌訪問で確認されたこと」と指摘、政府がこれを守るよう求めた。

 記者会見で発表された共同声明を通じ参加者らは、@6.15民族統一大祭典開催を無条件で保証することA汎民連南側本部と韓総連の祭典参加団体からの排除の中止と自主統一運動陣営の自由な統一活動の保証B汎民連南側本部と韓総連をはじめとする団体に対する「利敵規定」の撤回――などを強く求めた。

 北側は先月28日、板門店の大韓赤十字社を通じ書簡と招待状を南側に伝達している。

労働者会議、ジャーナリスト会談も

 南側政府当局はこのほかにも、南北労働者会議開催のための実務会談や南北ジャーナリスト会談なども不許可にしており、6.15共同宣言を本当に履行する意思を持っているのかどうかが問われている。

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