米国務省特使の平壌訪問
朝鮮外務省代弁人の立場表明
米国務省特使の平壌訪問に関する不当な主張と関連して、朝鮮外務省スポークスマンが7日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた内容は次のとおり。
ホワイトハウスの副報道官は4日の記者会見で、米政府の対北政策がまだ定立していないので、国務省特使プリチャードの平壌訪問が遅れているとし、米、日、南朝鮮間の対北政策調整グループ会議でこれを論議すると述べた。 一方、米国のワシントン・ポスト紙をはじめ一部のマスコミも、プリチャードの平壌訪問をめぐって米国の政策作成者たちが互いに分裂しているだの、武力配備と兵器輸出を減らす問題と関連した朝鮮の真意を把握するだのとして、さまざまな憶測を広めている。 あえてプリチャードの平壌訪問について言えば、それは、米国が昨年末からさまざまな機会にわれわれとの対話再開を提起し、とくに最近のニューヨーク接触を通じ、国務省の特使を平壌に派遣すると言って提起された問題である。 われわれは、対話再開に対する米国の立場が明白でない状況のもと、米国側が特使を直接平壌に派遣して対話再開と関連した立場を説明すると言うので、去る4月末、それに同意し、特使を受け入れて説明を聞くことにした。 こうした事実にもかかわらず、プリチャードの訪問問題に関連して取っている米国側の態度は、彼らの対話再開提案に対する疑念のみを増大させている。 米国が対話の相手を尊重し、平等な立場に立つときにのみ、真の対話が実現しうるというのは、一貫して堅持しているわれわれの原則的な立場である。 われわれの立場は、米国側にプリチャード特使を派遣するにあたって事情があるならば、勝手にせよというものである。(朝鮮通信) |