結成1周年迎えた大阪ムジゲ会―祝う集い
かけがえのない支えに感謝
同胞障害者とその家族たちのネットワーク組織である大阪ムジゲ会(徐貞子会長)結成1周年を祝う集い(主催=同ムジゲ会、後援=総聯大阪・生野南支部田島1分会)が2日、生野朝鮮初級学校で開かれた。
金奉亨・総聯本部副委員長、高元亨・大阪府青商会会長、田畑典久・府肢体不自由児父母の会連合会副会長をはじめ、ムジゲ会を支えてきた同胞と日本市民ら100人が招待され、焼肉を囲んで楽しいひとときを過ごした。大阪在住のWBC世界スーパーフライ級チャンピオン、洪昌守選手は祝電を寄せた。
集いであいさつをした徐貞子会長(50)は、この1年間、同会に協力を寄せてくれた人たちに謝意を表しながら、今後も着実な活動を続け、より多くの同胞にムジゲ会をアピールしていきたいと語った。 また、ムジゲ会会員で田島1分会長を務める梁致萬さん(58)は、「障害者のための作業所やグループホームを作りたい。もっとたくさんの分会に関心を持ってほしい」と呼びかけた。今回、田島1分会は初めてムジゲ会の集まりを後援。梁さんは、「同胞障害者問題を分会の活動として取り組むきっかけになった」という。 留学同大阪地方本部メンバーでボランティアとして会を支えてきた大阪大学大学院生の文鐘聲さん(25)は席上、「同胞障害者と過ごす過程で実践が何よりも大事だと痛感した」と振り返りながら、仲間に呼びかけ、支援の輪をさらに広げていきたいと意欲をにじませた。 続いて、大阪朝鮮歌舞団の朝鮮民謡メドレーが披露されるなか、チュンパン(踊りの輪)が繰り広げられた。 大阪ムジゲ会は、日本各地に住む同胞障害者の家族たちのネットワーク組織、「ムジゲ会」(申桃順会長)が主催したイベント「ムジゲin大阪(00年8月)を機に結成。毎月1回定例会を開き、会報も発行している。連絡先=06・6323・2551(総聯本部同胞生活部) |