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強制労働、生活実態解明へ 朝大歴史地理学部、東京で1世の証言収集 1世同胞たちの歩んできた歴史を記録に残そうとの運動が各地で展開されるなか、朝鮮大学校歴史地理学部の学生が6月初から、総聯東京・北支部の協力のもと管下同胞らの聞き取り調査を実施している。 今回の調査は、同学部の社会実習の一環として1昨年に続く2回目。在日同胞らの民族性を守り、1世同胞らの強制連行、生活体験などを録音、ビデオ撮影し、記録に残して後世に伝えるのが目的。調査には4年生6人が参加。2班に分かれ今月末まで実施する。 1世から過去の話を聞くのは初めてという姜宗福くんは、「教科書などで知ってはいたが、生々しい体験だけに衝撃が大きかった。と同時に、在日同胞のルーツを確認することもできた。民族性が希薄化している要因のひとつに、亡国の民の哀しみをよくわかっていないことがあると思う。それを克服するためにも、ひとつでも多くの証言を集めていきたい」と述べていた。 神戸朝高ボクシング部、3選手がインターハイ出場へ 神戸朝鮮高級学校ボクシング部の3選手が今年度インターハイへの出場権を獲得した。5月31日から6月2日、インターハイ予選を兼ねた兵庫県高等学校総合体育大会ボクシング競技が西宮香風高校で開催され、神戸朝高から4選手が出場した。 昨年に続きインターハイ連続出場をねらう45キロ級の金哲弘選手は、川内谷聡選手(柳学園高)との決定戦で、圧倒的な実力で判定勝ち。48キロ級の諸英宇選手も1回戦判定、準決勝3ラウンド1分9秒RSCと順調に勝ち上がり、決勝で山田普也(飾磨工業高)選手に判定勝ちした。 また、57キロ級の「康樹選手は1回戦と準決勝を圧倒的な試合内容で判定勝ちし、決勝戦では昨年度インターハイ出場者の田中啓太選手(西宮香風高)に判定勝ちした。 3選手らは8月1日から茨城県で行われる全国高等学校ボクシング選手権大会に出場する。【神戸朝高ボクシング部】 朝米対話再開には敵視政策の破棄を 朝鮮外務省スポークスマンは13日、パウエル米国務長官が朝米対話再開問題に言及したことに関連し、朝鮮中央通信記者の質問に次のように答えた。 パウエルは11日、「対話の進展は全的に主要問題に対する北朝鮮の態度にかかっている」と発言した。 彼は主要な問題について、われわれが核拡散から手を引き、他国に脅威を与える長距離ミサイルを除去し、威かく的な通常戦力態勢を緩め、核拡散防止条約に伴う保障措置協定を完全に履行することなどを挙げた。これは本質において、対話に前提条件をつけるものである。 米国はこれまで再三、われわれに「前提条件」のない対話再開を提起し、それと関連した自国の立場を説明するために特使を派遣すると提案してきた。われわれは4月末、米国の特使派遣提案に同意した。 しかし、米国側が特使派遣をずるずる引き延ばしているなか、今回パウエルが対話進展の前提条件を持ち出してきたことに、注目を払わざるをえない。 ブッシュ政府の敵視政策によって、朝米対話の基礎がすべてなくなった条件下、対話が再開されて前進するためには、米国はわれわれに対する敵視政策から根本的に破棄すべきだ。(朝鮮通信) ロシア国慶節に際し、駐朝大使が宴会 ロシア国慶節に際し、カルロフ駐朝大使が12日、宴会を催し、趙昌徳副総理らが招かれた。大使は宴会での演説で、プーチン大統領と金正日総書記の相互訪問は両国間の政治、経済、軍事、文化など各分野での協力の推進力になったと指摘。ロ朝は国際舞台で積極的に協力しており、国際問題においても共通の立場を取っていると強調した。続いて趙昌徳総理が演説。朝ロ関係はこんにち、両国首脳の厚い親交に基づいて発展していると指摘した。(朝鮮通信) EU代表団訪朝、労働新聞代表団訪中 欧州連合(EU)議長国であるスペイン外務省のコンデ総局長を団長とするEUトロイカ代表団が15日、平壌に到着した。また、労働新聞代表団(団長=洪晃基副主筆)が13日、中国訪問のため列車で平壌を出発した。(朝鮮通信) |