1945年8月15日の祖国解放。強制連行などで渡日を余儀なくされた240万の同胞は帰国に胸をおどらせた。しかし翌年、在日米占領軍と日本政府は不当にも所持品は手荷物のみという厳しい制限をした。当時の祖国をめぐる情勢も反映して、やむなく日本に残留せざるをえなくなった同胞たちには生活の再建、そして子供に対する教育が深刻な問題となった。(写真=学び舎もなくトンネで遊ぶ子供たち、46年・都内)
祖国の解放から57年。1世をはじめとする在日同胞たちがどのようにして民族教育の権利を獲得し守り抜いてきたのか。今号からシリーズでその道のりを写真で紹介していきます。
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