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「日朝友好に力尽くしたい」

30日から訪朝する鳥取県知事、総聯中央を訪問

 朝鮮対外文化連絡協会(対文協)の招きで30日から朝鮮を訪問する片山善博・鳥取県知事一行が23日、総聯中央を表敬訪問した。東京・千代田区の朝鮮会館を訪れ徐萬述議長、許宗萬責任副議長と歓談した片山知事は、国と民族、人民の間にはさまざまな面においてつながりがあるべきだと述べ、地方自治体の長として日朝友好に力を尽くしたいと語った。

 また、徐議長は、知事の訪朝が両国人民の親善に大きく寄与するだろうと歓迎した。

 環日本海地域との交流を積極的に推進している鳥取県は、地域の総合的な発展を図るうえでも朝鮮との交流が重要との観点から経済、文化面での交流を進めている。県知事と朝鮮を訪問するのは元山市と友好都市提携を結んでいる境港市の黒見哲夫市長、足立統一郎・境港商工会議所会頭、県議会議員ら14人。大マスゲーム・芸術公演「アリラン」を観覧するほか朝・日親善協会、対文協、元山市人民委員会メンバーと交流する予定。

日本スポーツマスターズ2002

高麗SC、初の全国大会へ

 高麗サッカークラブ(孔進会長)が東京都代表で出場した「日本スポーツマスターズ2002関東地区予選(主催=日本サッカー協会、山梨県)」で20日、見事1位を獲得。今秋神奈川県藤沢市で行われる全国大会への切符を手にした。同サッカークラブは、在日朝鮮蹴球団と東京朝高サッカー部の各OBを中心に、20余年前に結成された。平均年齢は、45歳。世界マスターズ大会出場権獲得(10月、豪州)をはじめ各地の一般大会を総なめにしてきた強豪だ。日本サッカー協会が同協会準加盟チームにも公式戦出場の権利を認めた昨年、新設された第1回同大会地区予選では、決勝で惜しくも敗退している。メンバーの李在述さん(45)は、「朝高時代、『幻の日本一』と呼ばれた実力が本物だったことを証明する」と意気込みを語っている。

洪成南総理、ペルー新首相に祝電

 平壌20日発朝鮮中央通信によると、洪成南総理はこのほどペルー首相に任命されたフエンテ氏に祝電を送り、国の繁栄をめざす首相の責任ある活動で大きな成果が収められるよう願った。また白南淳外相も同国の外相に任命されたティソン氏に祝電を送った。(朝鮮通信)

職総代弁人、民主労総委員長実刑判決非難

 朝鮮職業総同盟スポークスマンは19日、ソウル高等法院が全国民主労働組合総連盟(民主労総)の段炳浩委員長に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡したことに対し、不当な労組弾圧の即時中止、労組活動の自由保障、拘束した労働者の無条件即時釈放を求める談話を発表した。

 また、段委員長が労組メンバーの生存の権利のためにストを組織し指導したことは労組活動家として当然のことであり、国際的に公認されている労働3権にも合致する合法的な活動であると指摘。今回の判決は民主的な労組運動を抹殺しようとする計画的な犯罪であると批判した。(朝鮮通信)

メキシコの各団体、米大使館抗議書簡

 金日成主席回顧メキシコ親友協会、朝鮮統一支持メキシコ委員会、メキシコ朝鮮友好・文化交流協会、メキシコ・ラサロ・カルデナス労組戦線、メキシコ平和運動が米国の対朝鮮敵視政策を糾弾して16日、ブッシユ大統領に抗議の手紙を送った。手紙は、ブッシユ政権が時代錯誤の対朝鮮政策を強行している事実を批判しながら、6.15北南共同宣言を尊重し、南朝鮮から米軍を直ちに撤退させ、朝鮮の平和的統一に助けになることをすべきであると主張した。(朝鮮通信)

朝鮮政府備忘録、国連安保理公式文書に

 7.4共同声明発表30周年に際して発表された7月3日付の朝鮮政府備忘録が9日、国連安全保障理事会の公式文書S/2002/734号として配布された。備忘録には、金日成主席と金正日総書記が祖国統一の道で積み上げた業績などが盛り込まれている。
(朝鮮通信)

往来ニュース

 23日 米国連合メソジスト教会代表団(団長=ジョエル監督)が平壌に到着した。空港で朝鮮キリスト教連盟の金基亨副委員長が出迎えた。また、スペイン経済代表団(団長=セラ国会行政委員会委員長)、中国・吉林毓文中学校親善代表団もそれぞれ平壌に到着。

 一方、ラオスを訪問する朝鮮労働党宣伝扇動部代表団(団長=宋基杓副部長)が平壌を出発。(朝鮮通信)

中東問題の公正な解決を、エジプト革命50周年集会

金永南委員長がムバラク大統領に祝電

 エジプト人民の7月23日革命50周年記念集会が22日、平壌で開かれ、朝鮮エジプト友好協会委員長の辺英立教育相、ラミ駐朝エジプト大使がそれぞれ演説した。

 辺教育相はそのなかで、こんにちエジプト人民がムバラク大統領の指導のもと、繁栄する新しい社会の建設をめざす闘争で成果を収めていることに対して朝鮮人民は高く評価し、中東問題がアラブ民族の要求と念願に即して1日も早く公正に解決されるよう期待する、と述べた。

 ラミ大使は、エジプトは自主的かつ平和的な方法で国の統一を実現するための朝鮮人民の闘争を支持しており、金正日総書記の指導のもと、友好的な朝鮮がさらなる進歩と繁栄を遂げるよう希望すると強調した。

 一方、最高人民会議常任委員会の金永南委員長はムバラク大統領に、洪成南総理はオベイド首相に、また白南淳外相はマーヘル外相にそれぞれ祝電を送った。
(朝鮮通信)

第3党に進出した民主労働党が統一問題討論会

 「民主労働党クォン・ヨンギル代表と高校生との政策討論会」が22日、ソウルの民主労総本部で行われた。討論会には、各地から集まった高校生、父母、教師ら120余人が参加した。討論会は、3人の学生代表が質問する形で行われた。

 学生らは統一政策に関連し、統一政策の差別性、南北交流における労働者同士の交流が占める重要性、「相互主義」に対する非難打破の方法、2003年戦争勃発説の根拠、統一教育不在、駐韓米軍の撤収方法、民族同質性の回復方法、「国家保安法」廃止のための高校生の役割など、質の高い質問を投げかけた。

 これに対しチェ・ギュヨプ自主統一委員長は、庶民の声を代弁し、米国に対する正しい認識を持ち、南北の統一について話す政党が進歩的な政党であるとしながら、現政権の統一政策が失敗した原因について、「米国との問題を処理できなかったため」と指摘した。

 また、統一教育の不在について、「統一教育がもっとも問題」だとしながら、「平和と統一を願う集団が権力をつかんだ時にだけ、正しい統一教育が可能だ」と述べた。

 討論会に参加した学生は、1時間半の討論を通じて「批判的思考を培うための新たな経験ができた」と話した。

 京畿道九里女子高1年のキム・ジヨンさんは、「学校の統一教育はあまりにも『教科書』的で、現実に沿っていないし、試験のための教育になっている」としながら、「バーチャル討論と専門家の交流を通じて克服できればいい」と付け加えた。

 民主労働党は創党から2年という若い政党だが、先月13日に行われた統一地方選挙では自民連を抜き、民主党、ハンナラ党につぐ第3党となった。

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