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閣僚級会談8月初に実務協議を

北側の金団長、南側に電話通知文

 北南閣僚級会談北側代表団の金★(月偏に令)星団長は25日、南側代表団の丁世鉉首席代表に、実務協議開催を呼びかける次のような電話通知文を送った。

 こんにち、北南双方は歴史的な6.15共同宣言とその履行のための4.5共同報道文を実現する道で重要な時期を迎えている。

 先日、西海海上で偶発的に発生した武力衝突事件について遺憾に思い、北南双方は今後、こうした事件が再発しないよう共同の努力を傾けなければならないと考える。

 われわれは、こんにちの北南関係に注目し、中断した当局者会談を迅速に再開し、北南関係を原状回復させ和解と団結、協力を図るための積極的な措置を講じることが、民族共同の利益に適うだけでなく、わが民族同士問題を解決するという6.15共同宣言の根本精神にも合致すると認める。

 このような立場から、わが方はソウルで第7回北南閣僚級会談を開催し、すでに双方で合意した北南鉄道連結問題、離散家族・親せき問題など4.5共同報道文履行問題とその他の関心事となる問題を円滑に協議するために、8月初めに金剛山で北南閣僚級会談代表の実務協議をまず開くことを提案する。

 われわれは貴方が、わが方の建設的な提案に肯定的に応じるよう期待する。
(朝鮮通信)

ソウルで共同統一行事

8月15〜16日、北南運動団体が合意書

 民族和解協議会の招きで南朝鮮の2002民族共同行事推進本部代表団が20から23日まで、平壌を訪問し実務会談を行った。会談で双方は、6.15北南共同宣言を固守、貫徹するうえで統一運動団体に提起される課題と方途について協議、次のような当該の合意書を採択した。

 1、8月15日の光復節に際し、ソウルで民族共同の統一行事として8.15民族統一大会を催すことにし、これに北側は各界各層を網羅した代表団を派遣することにした。
 2、8.15統一行事は15、16の2日間行い、民族団結大会、北南芸術公演、北南美術展示会と写真展示会などを催す。
 3、民族統一大会に参加する北側代表団は14日から17日までソウルを訪問し、直行空路で往来する。
 4、民族統一行事を成功裏に行うため、南側はソウルを訪問する北側代表団を温かく迎え入れ、すべての便益を提供する。
 5、双方は、8.15民族共同行事の成果と経験を生かして、金剛山で9月初旬に北南青年学生統一大会、9月中旬に北南女性統一大会が成功裏に行われるよう積極的に協力する。=社会欄に全文(朝鮮通信)

朝・日、朝・米、「よど号」関係者の帰国表明

朝鮮外務省代弁人が立場表明

 朝鮮外務省スポークスマンは25日、最近の朝・日関係と関連し、また26日には「よど号」関係者が最近、帰国の意思を表明したことと朝米対話問題についてそれぞれ朝鮮中央通信社記者が提起した質問に次のように回答した。

 【朝・日関係】朝・日国交正常化会談は2000年10月の第11回会談以降、現在まで中断した状態にある。

 朝・日間の忌まわしい過去が清算されていないことによって、非正常な関係が継続していることは、両国人民の利益に合致せず東北アジア地域の平和と安定の保障にも有益でない。

 こうした共通した認識から、これまで双方の政府間では朝・日関係改善に対する互いの立場を了解し、意見を交換するための非公式接触が行われてきた。

 この過程で、日本側が提起した行方不明者の消息調査事業が再開され、赤十字会談が開かれるなど一連の人道主義的問題において前進が見られた。

 来る7月31日、ブルネイで行われる東南アジア諸国連合地域フォーラム閣僚級会議期間に朝・日外相会談が開かれることになる。

 外相会談では、朝・日国交正常化において提起される原則的な問題と懸案に対する互いの立場を確認し、その解決のための方途などについて意見を交換することになる。

 【「よど号」関係者の帰国問題】最近、「よど号」関係者全員が主導的に帰国声明を発表し、必要な書類の手続きを始めたという。

 ところが今、日本ではこの問題をめぐってあたかもわれわれが意図的に取った措置であるかのように仕立て上げようとする極めて奇怪な現象が生じている。

 「よど号」関係者が日本へ帰るかどうかの問題は徹頭徹尾、彼ら自身が決心する問題であって、朝鮮政府はそれに何の関わりもない。

 「よど号」ハイジャック事件のてん末がどうであれ、日本人が自国に帰ることに対して、われわれとしてはあえて阻む必要がなく、彼らの帰国問題があくまでも本人の意思と要求に基づいて妥当に解決されることを願うばかりである。

 にも関わらず、日本側は「よど号」関係者の帰国意思が発表されるなり、待っていたかのようにそれをわれわれと結びつけて「米国からテロのレッテルをはがしてもらうための措置」だの、何だのと途方もないことまで流している。

 われわれとしては、米国が「テロ」のレッテルをはろうとはがそうと、たいした問題ではない。

 日本当局が「よど号」関係者の帰国問題をこのように扱おうとするなら、結局、得るものは何もなく、逆に複雑な事態だけを招くだろう。

 【朝米対話問題】米国のブッシュ行政府の発足後、朝米対話は現在まで中断されたままである。

 先日、米国が朝米対話再開の立場を説明するために特使を平壌に派遣したいと提起してきたことに対して同意したことがある。

 米国が特使として誰を送るのかということは、彼ら自身の問題である。

 西海事件以後、特使派遣は取り消されたが、今後、条件が整い米国側がふたたび特使を派遣するというなら、われわれは一貫した立場で対処するだろう。(朝鮮通信)

白南淳外相、離任の国連機関代表と会見

 白南淳外相は24日、離任のあいさつに訪れた駐朝国連人道事業調整者であるモートン国連開発計画常駐代表兼世界食糧計画代表と会見、談話を交わした。(朝鮮通信)

イタリア駐在朝鮮大使に崔沢散氏を任命

 23日発朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の政令により、イタリア駐在朝鮮大使に崔沢散氏が任命された。(朝鮮通信)

ネパール・ジャナクブル市に図書寄贈

 金日成主席と金正日総書記の著作など、朝鮮の図書がネパールのジャナクブル市に贈られ、その寄贈式が16日に行われた。式には、同市の市長をはじめとする市庁関係者と市民、朝鮮大使と大使館員らが参加した。(朝鮮通信)

アジア・ジュニア重量挙げで金7獲得

 平壌24日発朝鮮中央通信によると、タイで行われた第4回アジア・ジュニア(16歳以下)重量挙げ選手権大会で、朝鮮選手が金7、銀6、銅2のメダルを獲得した。女子63キロ、58キロ級に出場したチャン・ソンウォル、オ・ジョンエ選手はそれぞれスナッチとジャークでアジア・ジュニア新記録をマーク、総合優勝した。大会ではチャン・ソンウォル選手が2002年アジア最優秀少女重量挙げ選手賞に選ばれた。(朝鮮通信)

南の学生ら米大使館にデモ

女子中学生れき殺事件と関連しブッシュ大統領の謝罪要求

 韓国大学総学生会連合(韓総連)所属の大学生が24日、米軍兵士による女子中学生れき殺事件と関連し、ブッシュ米大統領の公開謝罪と真相究明、責任者処罰を要求して米大使館前などでデモを繰り広げた。

 バスから降りた学生たちは米大使館前に駆け寄り、「殺人魔駐韓米軍は出ていけ」などのスローガンを叫んでデモをしたが、全員が連行された。また学生の一部は世宗文化会館7階から横断幕を降ろして、声明書をまいたが、彼らも全員連行された。

 横断幕には、「女子中学生死亡事故 ブッシュ大統領公開謝罪」「駐韓米軍撤収」「真相究明、責任者処罰」などと書かれていた。また声明書を通じて学生らは、「米国の裁判管轄権放棄」「不平等な韓米駐屯軍地位協定(SOFA)の改正」「駐韓米軍撤収」などを求めた。

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