民族教育権 우리의 힘으로(われわれのちからで)

署名運動の現場から・名古屋

もっとアピールを

姜揚順(女性同盟愛知南支部総務部長)


 署名活動を行ってまず感じたことは、日本の若い人たちがとても無関心だということ。今日も署名をやっているときに、時間帯や天気のせいもあったろうが、サラリーマンに「邪魔なんだよ!」と押された。もともと民族教育について知らないというのもあるが、最近のマスコミの影響で「朝鮮」と聞いただけで拒否感を示す人が多くなったのではないか。チョゴリを着た学生たちも、一生懸命署名を呼びかけていたが、反応は冷たかった。5年前にも1度署名を行ったが、その時に比べると状況はかなり悪くなっていると感じた。

 その一方で、私たちを知っている日本市民は本当によく協力してくれる。先週の日曜日も、息子が通っているサッカークラブで知り合ったお母さんたちから、約50人分の署名をもらった。

 オモニたちは民族教育を守るため精一杯やっている。私も仕事をしながら4人の子供を育てているが、正直言って大変なことが多い。私が携わっている仕事上、こうしたオモニたちの負担を少しでも軽減できるようにがんばらなければと思っている。

 民族教育を守るためがんばっているオモニや学生たちの姿を見ると、情勢が1日でも早く良くなればと思う。同胞を取り巻く状況は日々厳しくなっている。だからこそ、私たちは民族教育についてもっとアピールしていかなければならないし、同時に民族教育の位置づけ、つまりいわれのない差別や弾圧を受けないよう、万全の対策を講じることが大切なのでは。

日本語版TOPページ