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可能な限り早く国交正常化

朝・日外相会談共同報道文

 第9回東南アジア諸国連合地域フォーラム閣僚級会談参加のためにブルネイを訪れている白南淳外相は7月31日、首都バンダルスリブガワンで日本の川口外相と会談を行った。会談後、次のような共同報道文が発表された。

 1、双方は朝・日関係を改善し地域の平和と安定のために国交正常化を可能な限り早く実現し、そのために過去清算問題と朝・日間の諸般の問題の解決に真しな努力を傾けていくということについて意見の一致を見た。

 これと関連して、人道主義的懸案問題に誠意を持って対応し、できるだけ早期に解決するようにした。

 2、双方は朝鮮半島とその周辺地域の緊張緩和のための努力の重要性を確認しながら、そのために関係諸国との対話を促進していくことが必要であるということについて認識をともにした。

 3、双方は国交正常化と関連した諸般の問題と、互いに関心を持っている懸案を論議するために外務省局長級会談を8月中に開催することにした。

 4、双方は人道主義的問題の解決に寄与するための朝・日赤十字団体間の次回会談を、8月中に開催するよう協力することにした。(朝鮮通信)

ハッキョ支援のチャリティーゴルフ

 山口県下の朝鮮学校を支援する「ウリハッキョチャリティーゴルフコンペ2002」(主催=同実行委員会)が7月24日、宇部72カントリークラブで開催された。県下の青商会、コリアゴルフ協会、商工会、朝青、女性同盟、総聯支部が共催、350人が参加した。山口では今まで各学校ごとにチャリティーゴルフが行われてきたが、今回は全県の同胞が一斉に取り組んだ。青商会など若い世代が運動の中心となったのも特徴だという。

 コンペでは賞金30万円のホールインワン賞や朝鮮人参酒の参加賞など多彩な商品が準備された。プレー後は山口朝鮮歌舞団の公演が行われ、席上、実行委員長の李栄鎬さん(57)は「たくさん日本の友人、同胞たちが集まってくれたことに感謝している。これからも支援を」と呼びかけていた。

 収益金の約500万円は山口朝高と徳山、宇部、下関の各初中級学校に分けられる。

金永南委員長、インド新大統領に祝電

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は7月25日、インドの新大統領に就任したカラム氏に祝電を送った。

 祝電は、両国の友好協力関係が新世紀の要求に即してより強化発展するものと確信し、強力で繁栄する新しいインドを建設するための責任ある活動で大きな成果を収めるよう心から願うと指摘した。(朝鮮通信)

朝鮮とハンガリー、科学技術協力議定書

 朝鮮科学院とハンガリー技術科学協力・諮問サービス総会社間の2002―03年度科学技術協力に関する議定書が24日、ブダペストで調印された。

 朝鮮科学院の朴承採副院長とハンガリー技術科学協力・諮問サービス総会社のラスロ総社長が議定書にそれぞれサインした。(朝鮮通信)

米国で白頭山「日の出」写真展示会

 6.15北南共同宣言発表2周年に際し、在米同胞全国連合会議の後援、在米同胞団体の朝鮮美術協会主催で、6月22日から30日まで米国で白頭山の「日の出」写真展示会が行われた。

 会場には、白頭山の「日の出」を撮影した30余点の作品が展示された。期間中、国連駐在朝鮮代表部関係者、そして米国市民ら1500余人が鑑賞した。(朝鮮通信)

9月4日から平壌映画祭典開催

 30日発の朝鮮中央通信によると、第8回非同盟・発展途上諸国の平壌映画祭典が9月4日から13日まで開催される。

 祭典はコンペティション(長編劇映画、ドキュメント、短編含む)のほか、特別・通報上映分科、フィルム・マーケットも併せて開かれる。

 平壌映画祭典は自主、平和、親善の理念のもとに開催されるもので、自主性を志向する非同盟およびその他発展途上諸国の民族映画の発展を促し、世界の映画人の親善と団結、映画分野での交流と強化を目的にしている。(朝鮮通信)

ヘロイン受け渡し報道は嘘

朝鮮中央通信

 7月13日付の東京新聞が、台湾で摘発されたヘロイン受け渡し事件と朝鮮を結びつけて「北朝鮮海軍が関与した可能性が高い」と報じたことについて、7月30日の朝鮮中央通信は論評を掲載し、「事実が確認されていない一部資料を勝手に引用した東京新聞の記事は、明らかに客観報道とは因縁がない虚偽的性格を帯びている」と指摘した。

 そして「このような報道方式は、言論の客観性や正確さ、公正さを離れて、国際舞台でわれわれのイメージを曇らせようとする故意の卑劣な企図としか評することができない」と強く批判しながら、次のように強調した。

 これはまさに、敵対勢力がわれわれを冒とくするために折に触れてねつ造する常とう的な世論操作行為と一脈相通ずるものであって、われわれに対する許せない挑戦である。

 とくに最近、朝鮮西海での武力衝突事件と関連して南朝鮮と米国、日本の一部勢力がわれわれを中傷しようと分別なく策動しているのと時を同じくして、ヘロイン受け渡し事件をわが海軍と結び付けようとするのは、われわれの神聖な革命武力に対する敵対的な兆発行為となる。

 人間をもっとも大事にするわが社会制度の本質的性格からしても、人間の精神を麻痺させ肉体的生命を破壊する麻薬犯罪がわが朝鮮で許されるわけがない。

 このようなわれわれが国際麻薬取締法に反し、他国への麻薬密売に加担するというのはありえないことである。

 あらゆる形態の犯罪的な麻薬の生産、密売に反対するわが朝鮮の原則的立場は今日も今後も変わらない。(朝鮮通信)

60余カ国の政党、団体参加

6.15宣言支持、米軍撤退要求―国際的な署名運動

 朝鮮中央通信によると、6.15北南共同宣言を支持し、南朝鮮から米軍を即時撤退させるよう求める国際的な署名運動がこの5カ月間、60余カ国、320余の政党、団体と地域、国際機構で展開され、その署名者の数が1億2590余人に達した。

 この運動は、さる2月5日、朝鮮の統一と平和のための国際連絡委員会が議長団会議を召集し、10月まで国際的署名運動を繰り広げることを各国の政府、政党、団体、国際機構にアピールして行われているもの。(朝鮮通信)

各国で各種行事(6.25-7.27月間)

 6.15―7.27朝鮮人民との国際的連帯月間に際して、シリア、モルドバ、ウクライナ、メキシコ、ロシアで6月25日から7月8日までの間に集会、座談会、討論会、図書・写真展、映画鑑賞会などが行われた。

 また、労働党、民族社会主義党、朝鮮友好協会などバングラデシュの9つの政党、団体は9日、共同声明を発表し、朝鮮統一の促進のためには内政干渉を終わらせるとともに、南朝鮮駐屯米軍を撤退させなければならない、と主張した。(朝鮮通信)

キューバ武装蜂起49周年で集会と写真展

 キューバ人民の7月26日武装蜂起49周年記念集会と写真展が7月24日、平壌で行われ、朝鮮キューバ連帯委員会の辺英立教育相、対外文化連絡委員会の金進範副委員長ら関係者、市内の勤労者が参加、グサク駐朝キューバ臨時代理大使と大使館員らが招かれた。

 集会では演説が行われた後、参加者らは国の自主権と社会主義の獲得物を守り抜くキューバ人民を紹介する写真を見て回った。(朝鮮通信)

往来ニュース

 7月27日 平壌学生少年芸術団が福岡で来月、開催される国連教育科学文化機関主催の東アジア子供芸術祭典参加のため、空路平壌を出発した。一方、中華全国総工会代表団(団長=周玉清・同会副主席兼書記局書記)が平壌に到着した。(朝鮮通信)

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