渡り鳥オオバン、四季通じ、朝鮮に生息


 渡り鳥として知られてきたオオバンが、朝鮮西海岸の大同江流域で四季を通じて生息していることが明らかになった。

 オオバンは、体調約40センチ、体重約750グラムで雑食性、主に淡水に生息し、年に1回、6〜9個の卵を産む。

 朝鮮をはじめ中国の東北地方とロシアのアムール川地域、北ヨーロッパなどで繁殖しながら夏を過ごし、秋にはアジアの東南部とアフリカの北部に渡り、冬を過ごす。

 朝鮮にも春に飛んできて秋にかえる渡り鳥として知られていた。

 最近、関係当局の調査によってこの鳥が南浦市のバム島一帯を中心に黄海南道の銀川郡、殷栗郡などで1年中生息していることが確認された。

 これは西海閘門の建設により大同江下流とその流域の生態環境がオオバンの生息に有利になったことを示している。

 現在、3000余羽のオオバンがバム島地区を中心に銀川郡の猪島里と南海里、殷栗郡の広い範囲に生息している。(朝鮮通信)

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