会談で双方は、歴史的な６．１５北南共同宣言を確固と履行していく意志を確認し、４．５共同報道文とその他互いに関心のある問題を実践していくための対策を協議し、次のように合意した。

　１、北と南は北南経済協力推進委員会第２回会議を８月２６日から２９日までソウルで開催する。

　ここで北南鉄道及び道路の連結問題、開城工業地区建設問題、臨津江水害防止問題と、その他の経済協力問題について協議する。

　東海線及び新義州―ソウル間の鉄道及び道路連結工事に関しては、北と南が同時に並行して着工するが、技術的な問題などを考慮して日時を最終的に確定する。

　２、北と南は北南鉄道及び道路連結のための軍事的保障措置を早急に講じ、軍事当局者会談を早い時期に開くよう、各自が自己側の軍事当局に建議する。

　３、北と南は安辺青年発電所任南ダム共同調査のための関係実務者同士の接触を９月中旬に金剛山で持つ。

　４、北と南は第５回離散家族・親せきの面談を秋夕（中秋節）を機に金剛山で行う。

　団の規模と面談の手続きは、第４回離散家族・親せきの面談の慣例に沿うようにし、具体的な問題は板門店を通じて協議する。

　あわせて、離散家族・親せき問題を解決するために双方赤十字団体の責任者級を団長とする第４回北南赤十字会談を９月４日から６日まで金剛山で開催し、この時に面会所設置運営問題などを協議する。

　５、北と南は金剛山観光活性化のための第２回当局会談を９月１０日から１２日まで金剛山で開催する。

　６、北と南は、北側の第１４回釜山アジア競技大会参加と白頭山の聖火の運搬など諸般の実務問題と関連して、８月１７日から金剛山で開催される朝鮮オリンピック委員会と釜山アジア競技大会組織委員会間の協議が円滑に行われるよう積極的に協力する。

　７、北と南は北南サッカー競技が９月６日から８日までソウルで成功裏に行われるよう積極的に協力する。

　８、北と南は跆拳道示範団交換を推進する。南側示範団が９月中旬に平壌を、北側示範団が１０月下旬にソウルを訪問するようにし、関係団体間の実務協議を仲介する。

　９、北側経済考察団が１０月下旬に南側地域を訪問する。

　１０、北と南は第８回北南閣僚級会談を１０月１９日から２２日まで平壌で開催する。