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金正日総書記、ロシア極東地域訪問へ出発
朝鮮中央通信によると、金正日総書記(朝鮮国防委員会委員長)は20日、ロシア連邦の極東地域を訪問するために出発した。 金永春(朝鮮人民軍総参謀長)、延亨黙両国防委員、金容淳朝鮮労働党中央委員会書記、姜錫柱外務省第1外務次官、朴南基国家計画委員会委員長、金容三鉄道相、張成沢、朱圭賛朝鮮労働党中央委員会第1副部長らが同行した。(朝鮮通信) 金正日総書記、「アリラン」の最終公演を鑑賞 金正日総書記は祖国解放57周年に際し15日、党と国家の指導幹部らと共に大マスゲーム・芸術公演「アリラン」の最終公演を鑑賞し、創作家と出演者たちを祝賀した。 「アリラン」公演はさる4月14日、初演の幕を上げこれまで90余回にわたって上演、400余万人の人民、人民軍軍人、海外同胞、5大陸の数多くの外国人が鑑賞した。 出演者たちは公演を通じて、総書記の指導の下、チュチェの強盛大国を打ち立てようとの朝鮮人民の気概と意志、一心団結の力を誇示した。 総書記は公演が終わると、歓呼する出演者たちと観客に答礼し、公演の成果を祝った。 総書記は、1年余りの短期間に朝鮮の精神、気概を生き生きと描いた作品を創作、完成させたばかりか、あくなき情熱と闘志で公演活動を成功裏に繰り広げてきたことに満足の意を表し、祖国の歴史に輝く歴史的功績をつづってきた偉勲を高く評価した。 金正日総書記、金永南委員長と連名でカストロ議長に祝電 金正日総書記は5日、最高人民会議常任委員会の金永南委員長との連名で、キューバのカストロ国家評議会議長(キューバ共産党中央委員会第1書記・首相)の76歳の誕生日に際して、次のような祝電を送った。 「われわれはこの機会に、反帝・自主、社会主義をめざす共同闘争で固く結ばれた両国の党と政府、人民間の同志的友好・協力関係が強化発展し続けるものと確信しつつ、社会主義の勝利と貴国人民の福利をはかるためのあなたの貴い活動でのさらなる成果と共に、あなたの健康、幸福を祈る」(朝鮮通信) 趙副総理、ロシア・アムール州代表団と会見 趙昌徳副総理は14日、万寿台議事堂でロシア・アムール州行政府代表団(団長=サビン副長官)と会見した。 また15日、朝鮮貿易省代表団とアムール州行政府代表団間の会談録が平壌で調印され、金英才貿易次官とサビン団長がそれぞれサインした。(朝鮮通信) 国連常駐調整者、白外相に信任状 駐朝新任国連人道活動調整者で、国連開発計画常駐代表・世界食糧計画代表のハイダー国連常駐調整者が14日、白南淳外相に信任状を提出した。(朝鮮通信) 在朝日本人女性、10月に故郷訪問実現へ 朝・日赤十字会談 朝鮮赤十字会と日本赤十字社との会談が18、19の両日、平壌で開かれ19日、次のような共同報道文が発表された。 1、日本側は、朝鮮側から依頼を受けた1945年以前の朝鮮人行方不明者たちに対する消息調査結果として、3人の身元とそのうち1人が現在、日本に生存しているという確認内容を朝鮮側に報告した。 双方は、生存者が家族・親せきと対面できるよう、便宜をはかるための措置を早期に取るようにした。 日本側は、今後も引き続き当該の政府機関と協力して、より深い調査を行いその結果を朝鮮側に迅速に通報するようにした。 2、朝鮮側は、中央と地方の各級赤十字支部が人民保安省、人民委員会の当該部署と緊密に協力して、日本側から依頼を受けた日本人行方不明者たちに対する消息調査事業をかつてよりもいっそうさらに幅広く、深く行っている事実について説明した。 朝鮮側は、過去の会談で日本側が提起した行方不明者中、6人の身元が確認されたことについて日本側に通報した。 朝鮮側は、今後も調査を継続し結果がわかり次第、日本側に迅速に通報し適切な措置を取るようにした。 日本側は平壌滞在期間、消息調査を行っている関係機関活動家たちと会い、調査活動と関連した意見交換を行った。 3、双方は、今回の会談に提出された名簿に基づいて、第4回在朝日本人女性たちの故郷訪問を10月下旬頃に実現するようにした。 4、双方は今後、緊密に連絡を取り合いながら協力するようにし、必要に応じて実務級協議を行うようにした。 次回会談の具体的な日程については、早期に確定するようにした。(朝鮮通信) 栃木で1世の証言収集へ 栃木県朝鮮人強制連行真相調査団と日朝友好県民の会は6日、県庁記者クラブで会見し、県内在住の在日同胞1世に対する聞き取り調査を実施することを明らかにした。調査は、両団体が県在日同胞証言収集委員会を組織して実施。総聯県本部、民団県本部の協力を得て、担当者7人が10月中旬まで行う。 証言は、群馬、茨城、埼玉在住の人の証言も合わせて、来春にも「朝鮮人強制連行調査の記録」(仮称)として出版する。 会見には、同調査団の趙吉寿・朝鮮人側団長と、県民の会の田中一紀副会長らが出席した。 問い合わせは同証言収集委員会(TEL 028・633・5291)まで。 労働新聞、「健全で誠実な態度」なら「進展」 労働新聞12日付は署名入り論評で、朝・日両国間の接触と対話は、民心の要求と期待に反することなく行われるべきだ、と指摘。 朝・日外相会談に関する共同報道文を想起させながら、「健全で誠実な態度で協議と対話を行うなら、関係改善のための努力で期待される進展が遂げられるだろう」と強調した。(朝鮮通信) 「全民族的な大会に」 8.15民族統一大会ソウル市内で祝賀行事 15、16の両日ソウルで行われた8.15民族統一大会の開催に際し、統一連帯などの市民団体がこれを祝うさまざまな行事を行った。 14日、建国大で行われた「8.15民族統一大会を祝う統一連帯慶祝の広場」には、およそ2万人が参加、北側代表団のソウル訪問を歓迎した。 リ・ジョンリン汎民連南側本部議長は、開会の辞を通じ政府の民族統一大会縮小方針を非難しながら、「北の同胞がソウルを訪問する歴史的な統一大会の意義は変わらない。労働者、農民、学生などすべての民衆が団結し、統一大会を全民族的な大会にしよう」と訴えた。 参加者らは、すべての人が歓迎すべき行事に何人かの代表だけが参加するという現実は、話にもならないとしながら、米国の干渉を振り払い統一を成し遂げるため、共同宣言の履行に全力を注いでいくことを強調した。 閉会に先立ち、シン・チャンギュン汎民連南側本部名誉会長は、「今回の行事を機に南の統一妨害勢力を糾弾し、6.15共同宣言によってすでに死文化した国家保安法撤廃に全力を傾けよう」とあいさつした。 一方、青少年、教師、労働者、農民、貧民、大学生など各階層の市民らは、団体別の行事を開き民族統一大会開催を祝った。 15日には、8.15民族統一大祭典が建国大のグラウンドで行われた。大会では、民族統一大会開幕式の中継や統一念願労働者大会、自主統一決議大会などが行われた。 |