歴史わい曲に反対 全民族的運動を
北南学術討論会のアピール文
15、16の両日、ソウルで行われた8.15民族統一大会では、労働者、農民、女性、言論など分野別交流会が行われた。なかでも、北と南の有識者らが行った「独島領有権守護と日本の過去清算のための北南学術討論会」は、ひときわ注目を集めた。
討論会では、特別アピール文が採択された。要旨は次の通り。 民族の分断から57回目の年の8.15光復節に際し、北と南の代表はこんにちに至っても日本が過去の犯罪を反省しないばかりか、かえって過去の侵略の歴史をわい曲し、神聖なわが領土である独島にまで言いがかりをつける事に対し、7000万すべての同胞にアピール文を送る。 日本は過去、祖国の地を荒廃化し貴重な文化財と財産を奪ったばかりか、600余万の青壮年を強制連行し、20万の女性の青春を無残にも踏みにじった。 こんにち、日本は歴史のわい曲・ねつ造や靖国神社参拝、「自衛隊」の海外派兵と軍備増強、「有事法制定」などを通じ新たな過ちを犯している。 われわれは民族の尊厳と名誉をかけて7000万すべての同胞に訴える。 第一、日本の歴史わい曲、独島領有権主張、軍事大国化を反対する全民族的な運動を、力強く推し進めよう。 歴史の痕跡は消すことも、わい曲することもできない。日本の歴史わい曲は、わが民族とアジアの人々に対する冒とくだ。 全民族が力を合わせ、日本の歴史わい曲に反対しよう。独島はわが祖国の一部分だ。日本の領土拡張野望を警戒し、民族の団結した力でわが領土を守っていこう。 第二、わが民族への日本の過ちに対する審判を下し、必ず謝罪と補償を勝ち取ろう。 北と南、海外のすべての同胞が団結し、日本の謝罪と補償を勝ち取るための全民族的な共同闘争を繰り広げよう。 われわれは、民族の尊厳を大切にし民族の明日を愛する7000万の同胞が、われわれのアピールに積極的に応じてくれることを確信する。(朝鮮通信) |