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安英学、北南統一サッカー北側代表に 在日本朝鮮人サッカー協会によると、J2・アルビレックス新潟に所属する安英学選手(24)が、2002年北南統一サッカー大会(9月7日、ソウル・ワールドカップ競技場)北側代表に選ばれた。22日、アルビレックス新潟事務所で記者会見が行われた。 東京朝高、立正大学でMF(ボランチ)として活躍した安選手は今年3月、J2・アルビレックス新潟に入団。現在J2で2位の成績を収める同団の原動力となっている。リーグ通算得点は1点。 地元新潟同胞らの間ではすでに応援団が結成されるなど、気さくな人柄が人気の安選手。「統一朝鮮の国家選手になり、W杯に出場したい」と語る夢への第一歩を踏み出した、彼の今後の活躍に期待したい。 「実質的、建設的な会談に」 朝・日外務省局長級会談 朝鮮中央通信論評 23日の朝鮮中央通信は、朝・日外務省局長級会談の開催に当たって「実質的かつ建設的な会談になるべきだ」とする次のような論評を発表した。 今回の朝・日外務省局長級会談の開催は、和解と善隣友好、平和と協力の基礎の上に朝・日関係が改善されることを願う両国人民の志向と要求を反映した肯定的な事態の発展を意味する。 朝鮮と日本は、地理的に近い隣邦である。こんにち、国際社会では隣邦同士、和解と協力、平和と親善の道を開いていくことが一つの流れになっている。しかし残念なことに、わが国と日本は敵対関係にあり、近い隣邦にも関わらず遠い国になってきた。 朝・日関係を改善することは、1世紀の間、敵対関係にあった両国が和解と協力を成し遂げることであり、両国人民の利益と国際関係発展のためにも非常に良いことだ。 こうした観点からわれわれは終始一貫、朝・日関係改善に関心を払い、日本が近くて親しい国となるよう、雅量を持って日本が求める人道主義的問題などを解決するために努力してきた。 現在、両国人民と世界の公正な世論は、う余曲折の末に朝・日会談が再開されることになったことを幸いとし、会談が実質的かつ建設的なものになることを願っている。 今回の朝・日会談は、両国人民と国際社会のこのような期待を裏切らないように、必ず実りがあり進展のある会談にならなければならない。 朝・日関係が改善されるということは本質において、日本が過去をきれいに清算したうえで両国人民の利益と時代的要求に沿って新しい善隣友好関係を発展させることだ。 この10年間、朝・日間には国交を正常化させるための会談がいろいろな形態で行われてきた。 しかしそのつど、過去清算という基本問題に論議が集中されなかったために、国交正常化のための対話は中断状態に追いこまれてしまった。 過去の清算こそが朝・日間の不幸な歴史に終止符を打ち、関係改善を成し遂げるための出発点であり基本となる鍵である。この問題が解決されれば、おのずとほかの問題も順調に解決されるだろう。(朝鮮通信) 祖国解放57周年、大城山革命烈士陵に花輪 ソ連軍烈士の墓にも 祖国解放57周年に際し15日、平壌の万寿台丘にある金日成主席の銅像にパレスチナ国家のアラファト大統領が花かごを進呈した。 また同日朝、大城山革命烈士陵に朝鮮労働党中央委員会・最高人民会議常任委員会・内閣共同名義、人民武力部、外務省、貿易省や対外文化連絡委員会・朝鮮ロシア友好協会共同名義、駐朝外交団などの花輪が送られ、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長、李光根貿易相など関係者と市内の勤労者らが参加した。 同日、平壌市内の解放塔と寺洞区域にあるソ連軍烈士の墓、清津にある解放塔とソ連軍烈士の墓などに朝鮮労働党中央委員会・最高人民会議常任委員会・内閣共同名義、そしてほかの省などからの花輪が進呈され、楊副委員長や駐朝ロシア臨時代理大使らが参加した。 これに先立ち、各地方にある解放塔、ソ連軍追慕塔、銅像、烈士の墓にも花輪、花束、花房が送られた。(朝鮮通信) 金委員長ヘリ墜落事故でプーチン大統領に弔電 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は21日、ロシアでのヘリ墜落事故により多くの死亡者が出たことについて、プーチン大統領に弔電を送り、大統領と犠牲者の遺族に哀悼の意を表明した。 全国青年情報技術成果展示会開く 青年節記念全国青年情報技術成果展示会が20日、平壌の3大革命展示会で開幕した。 開幕式には朝鮮労働党の金仲麟書記、科学院の李光濠院長ら関係部門の活動家、青年科学者、技術者、市内の青年らが参加した。 会場には、工場、企業所の経営管理、生産性情報解析、朝鮮語入力などの420余点のプログラム、550余点の情報技術製品が展示された。 平壌国際ボクシング招待競技大会 平壌国際ボクシング招待競技大会が15日から19日まで行われ、中国、インド、フィリピン、朝鮮(1、2組)の選手団が参加した。 熱戦を繰り広げた大会では朝鮮が金11、銀9、銅9、フィリピン金1銀1銅5、中国銀1銅4、インド銀1銅1をそれぞれ獲得した。 往来ニュース 22日 ナミビア、アンゴラ、南アフリカを歴訪し、南アフリカで行われる持続可能な開発に関する世界首脳会談(環境・開発サミット)に参加する朝鮮政府代表団(団長=楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長)が平壌を出発した。空港で金允赫・最高人民会議常任委員会書記長、弓錫雄外務次官ら関係者と田宝珍・駐朝中国臨時代理大使が代表団を見送った。 「米軍事主義のへい害は世界共通」 5カ国・6地域の女性らがソウルで記者会見 南、沖縄、フィリピン、プエルトリコ、米国など5カ国、6つの地域の女性らが20日、ソウルで記者会見を行い、同地域での米国の軍事主義に反対する声明文を発表した。 彼女たちは、16日から3日間にかけて行われた「2002ソウル国際会議」(主催=東アジア、米国、プエルトリコ女性ネットワーク)に参加したメンバーで、記者会見では会議の報告も行なわれた。 米国から参加したマーゴ・オカザワ・レイ氏は、軍事主義が各地域で子どもや環境に与える影響について述べながら、「(南で)2人の女子中学生が装甲車に殺害された事件は、9.11以後ブッシュ政権の政策が、世界の軍事化を誘導するものであることを見せたもの」と指摘した。 参加者らは声明文を通じ、米国の軍事主義的政策により、私たちの生は否定的な影響を受けており、これは国境を越えて相互連結していると強調した。 また、「各国政府の軍事政策と行動に反対し、本当の意味での安保のビジョンを示すうえで、女性の役割と指導力を尊重し、さらに発展させるべきとの認識を共有できた」としながら、「安全、福祉、地域共同体の長期的持続の可能性を保障する安保構築のための明確なビジョンのもとにたたかっていく」ことを明らかにした。 参加者らは米国および米軍が駐留する国家の政府に対し、▼軍事政策の中断、▼本当の意味での安保保障、▼生命の保障と環境浄化、▼米軍駐留による環境破壊に対する責任と復旧費用の支給、▼軍事主義を拡大させる米軍の構造調整中断、▼女性、子どもに対する暴力助長の中断などを求めた。記者会見では、各国代表者らが米国の軍事主義による特徴的な被害事例について言及した。 |