地球温暖化

朝鮮で重大な影響


 地球温暖化による気候変動は、朝鮮にも重大な影響を及ぼしている。

 朝鮮では1970年初から気候が徐々に変化し始め、90年代からは温度と降水量の関係が急激に破壊され、異常気象が頻繁に表れるようになった。気温が上昇すると降水量が増加するという以前の気候法則はもはや通用しなくなった。

 現在、朝鮮での温暖化のスピードは、世界平均と比べて3倍も早い。

 朝鮮が位置する中緯度(北緯30〜40度)地域の降水量が急激に減少し、東北アジア地域に降るべき雨が低緯度、高緯度地域に降って洪水が発生している。

 昨年1月には100年来の大寒波に見舞われ、春季には気象観測以来の最高気温が相次いで更新され、1000年来の干ばつによって農業生産に甚大な支障をきたした。

 豪雨による穀物収穫量の減少、水力資源の枯渇によるエネルギー不足など、気候の変動による被害は実に大きい。(朝鮮通信)

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