ボランティアの輪拡大へ

あいちムジゲ会が「ノリマダン」


喜ぶ子どもたち
 同胞障害者とその家族、ボランティアが集うあいちムジゲ会では、7月30日から8月7日にかけて名古屋コリアンスクールを拠点に、「ノリマダン(遊びの広場)」と称し、障害者の家族の生活を支援する活動を行い、10家族が利用した。

 午前10時から午後3時まで、水遊びやリトミック、プール介助などが組まれたほか、家庭訪問やオモニたちのための手話講習なども行われた。また食事はすべて手作りで、ボランテイアが支度をした。

 今回のイベントは、会活動の拡大を図るとともに、結成後2年間で育ちつつあるボランティアの支援の輪をさらに広げようと初めて開かれた。ボランティアには夏期社会実践活動の一環として愛知朝高2年生12人と、朝大生2人が参加。朝高、朝大生たちは、落ち着かずに動き回る子どもたちを追いかけたり、話せない子どもの涙の訴えに心を傾けるなど、なれない場面に直面しながらも、親身に接する過程でコミュニケーションを図ることができたようだ。ムジゲ会では今後、遠方の同胞障害者家族への生活支援、成人障害者に対する自立支援の方法、対策などを探っていくという。【ボランティア事務局】

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