民族教育権 우리의 힘으로(われわれのちからで)

署名運動の現場から・愛知

母校の処遇改善は自分たちで

崔知恵(愛知中高・高2)


 署名活動をするのは今回が初めて。

 初1の時、署名活動に参加したオモニのそばで見ていたせいか、恥ずかしくもなかったし抵抗もなかった。

 普段の学校生活では、母校のために何かしようと考えるのはちょっと難しい。でも、今回署名活動に参加することで、母校のため、民族教育のために私たちが何かしなければと思うことができた。

 今回の署名活動には、夏季実習の一環として参加した。まず、自分が通っていた日本の幼稚園と学童保育所を訪ねてみた。

 行く前は、自分のことなんか当然覚えてないだろうし、いろいろと不安もあったけど、みんなとても親切に接してくれたので、とてもうれしかった。

 結局、保育園と学童保育所で約700人分の署名をもらってくれた。

 署名は近鉄金山総合駅でもやった。100人くらいの人たちが署名に応じてくれたが、なかには朝鮮学校に助成金が支給されていないことを知っている30代の女の人もいて、「いろいろと大変だろうけど、がんばってね」と言いながら、その人の友人にも署名に協力してくれるよう頼んでくれた。それに、同年代の若い人たちもたくさん署名してくれた。朝鮮学校の現状について詳しくは知らないだろうけど、がんばればもっと多くの同年代の人たちが朝鮮学校について理解してくれると思った。

 「時間がないから」と言って署名してくれない人もいたが、日本の人の中にも優しい人がたくさんいることを知って勇気がわいた。

 機会があれば、また署名活動に参加したいと思う。母校の処遇改善のためなのだから、私たちが努力するのは当然のことだと思う。署名に限らず、民族教育の権利を守るためのことなら、自分ができることはすべてやろうと思っている。

日本語版TOPページ