南側は北南合意履行意志を実践で示すべきだ

祖平統書記局報道


 祖国平和統一委員会(祖平統)書記局は、北南間に合意を達成することだけで問題がすべて解決されるのではなく、より重要なのはひとつでも合意した事項を実践に移すことであるとし、南側が実践による合意履行の意志を示すべきであると強調した。

 書記局は第7回北南閣僚級会談で一連の合意が達成されたが、南側がその履行意志を示さないことに関連し、報道第823号を8月25日発表した。

 報道は、今までの北南対話の歴史は北南間でいかに素晴らしい問題が合意されたとしても、実践に移されなければそのような合意は10回、100回なされても無駄であるということを明白に示しているとし、次のように指摘した。

 現在、南側が南朝鮮全域で大々的に行っている「乙支フォーカスレンズ」合同軍事演習が示しているように、対話の相手に銃口を向けながら「対話」だの「協力・交流」だのと言うこと自体が理にかなわない。

 今回の閣僚級会談で合意されたわれわれの釜山アジア競技大会参加問題に関しても、南側当局が一連の問題で途方もない口実を持ち出して人為的な障害を作り出している事実がそれを実証している。

 南側当局は、7月中に金剛山で行うことになっていた北南青年学生統一大会と女性統一大会が予定通り開催できないようにしたし、今回の8.15民族統一大会で北と南の民間団体が期日まで定めて合意し、世界に公表したこれらの大会に不当な言いがかりをつけて開催を延ばしている。

 南側が内外の世論に押されて、やむなくわれわれと対座し合意もしたが、事実は彼らに北南合意を実践に移す意志があるのかを疑わざるをえなくしている。

 報道は南側が心から6.15共同宣言を履行しようとするなら、北南間の合意に信義をもって応じ口先ではなく実践でその意志を示すべきだと指摘した。

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