あの時、このひと言


 「今回の祖国訪問を通じて学生たちは、自分の祖国が日本のマスコミが吹聴する『恐い国』などでは決してなく、そこには、よく笑い、よく食べ、よく歌う人民がいたということを自分の目で見て確かめることができたようだ」(留学同祖国訪問ツアーを引率した留学同埼玉の朴東浩委員長。学生たちが祖国人民と一体感を得ていたと振り返りながら)

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 「今、在日の社会にも世代交代の波が押し寄せ、祖父母の苦労や歴史も知らず、安易に帰化を選択する若い人たちも少なくない。そんな時に、1世たちの苦闘と生きるために人間性のすべてをかけた彼らの誇らしい歴史を知ることによって、自分のよって立つべき足元を確認してほしいし、未来を生きるよすがにしてほしい」(先日、「在日朝鮮・韓国人史総合年表」を発行した姜徹さん)

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 「ムジゲ会が在日同胞社会での福祉問題を成熟させる足がかりとなるなら、各地で交流会を持つことはとても大きな意義がある」(息子がダウン症の障害を持つ車源日さん。北海道で行われたムジゲ会の交流会に参加して)

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