北南経済協力推進委員会第2回会議合意文
北と南は2002年8月27日から30日まで、ソウルで北南経済協力推進委員会第2回会議を開いた。
会議で双方は、歴史的な6.15北南共同宣言の基本精神に基づいて、わが民族同士で力を合わせて経済協力を積極的に推進するための具体的な実践措置を討議し、次のように合意した。 1、北と南は、東海線鉄道と道路、新義州―ソウル間の鉄道と道路の連結を同時に並行させ実現することにする。 @東海線と新義州―ソウル間の鉄道と道路の連結着工式は9月18日、双方が同時に各自側の便利な場所で行う。 東海線鉄道と道路の連結は、1次的に鉄道は温井里―猪津間、道路は高城―松里間の区間を1年を目標に完工し、新義州―ソウル間の鉄道と道路連結は、鉄道は年内に、道路は来春までを目標に完工することにする。そして、東海線臨時道路は今年11月末までに連結するようにする。 A南側は、東海線と新義州―ソウル間の北側区間の鉄道および道路連結に必要な資材と設備などを北側に提供する。 B東海線と新義州―ソウル間の鉄道および道路連結のための軍事的保障措置を9月18日までに解決するよう、各自の軍事当局に建議するようにする。 C東海線と新義州―ソウル間の鉄道および道路連結と関連した協議のために、それぞれ北南経済協力推進委員会メンバーを責任者にして3〜5人の範囲で構成された北南鉄道および道路連結分科第1回会議を9月13日から15日までの間に金剛山で開く。 2、北と南は、開城工業地区建設が年内に着工され、円滑に推進されるよう協力をする。 当面して北側は、「開城工業地区法」を直ちに制定、公布し、南側は建設に必要な基盤施設を商業的方式で推進していく。 開城工業地区建設と関連した協議のために、それぞれ経済推進委員会メンバーを責任者として3〜5人で構成された分科第1回会議を10月中に開城で開く。 3、北と南は、臨津江水害防止問題の解決のため、双方の軍事当局者間に必要な措置が講じられ次第、11月中に現地調査に入る。 これと同時に水害防止の対策として北側は、南側に臨津江上流の気象・水文学的資料などを通報し、南側は臨津江上流の治山治水に必要な苗木を北側に提供する。 臨津江水害防止と関連した協議のため、水害防止第2回会議を10月中に開城で開く。 4、北と南は、任南ダム共同調査のための実務接触を9月16日〜18日までに金剛山で開く。 5、北と南は、投資保護、2重課税防止など経済協力の制度的保障を整備するための4合意書を1日も早くそれぞれ当該の法的手続きを踏んで発効させる。 北と南は、商事紛争の解決と清算・決算問題など4合意書の後続措置と原産地確認、通行、通信など経済協力の制度的装置を整備するための分科を経済推進委員会傘下に置く。 6、北と南は、同胞愛と相互扶助の原則で、互いに人道主義的協力をする。 7、北側経済考察団が10月26日から南側を訪問する。 8、北南経済協力推進委員会第3回会議は11月6日〜9日まで平壌で開催する。 |