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朝鮮国際合弁総会社 金勇述総社長が講演、40余の日本企業が参加

朝鮮経済情報セミナー

 朝鮮経済情勢セミナー(主催=朝鮮経済交流協会)が2日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた。40余の日本企業が参加した。

 セミナーでは、朝鮮国際合弁総会社の金勇述総社長(貿易省次官・対外経済協力推進委員会委員長)が朝鮮の経済政策について講演し、「訪日中に朝・日、北南関係のいいニュースを聞くことができ、忘れられない訪日になった」と述べながら、朝鮮で行われている経済改善措置の現状などについて説明した。

 金総社長は社会主義の原則を守りながら大きな実利を得るというのが経済改善の基本としながら、徹底した独立採算制の導入、経済管理体系の改善などについて詳しく語った。また、朝鮮に対する各国からの投資状況についても言及した。講演後の質疑応答ではより具体的な内容が話し合われた。セミナーでは懇談会も行われた。

谷川岳登頂・雄大な景色に満足感

第8回在日同胞登山大会(東日本)

 第8回在日同胞登山大会(東日本ブロック、主催=在日本朝鮮人登山協会、金英会長)が8月25、26の両日、群馬県榛名湖と谷川岳で行われ、関東、東海、信越、東北地方から20〜80代の同胞登山愛好家、160余人が参加した。今回の登山には「在日同胞とともにぜひ山に登りたい」と、南朝鮮から「大韓山岳連盟」の金ジェボン、李ウィジェ氏も飛び入り参加し、交流を深めた。

 25日に榛名湖湖畔を散策し、日本歌謡「湖畔の宿」で有名な名勝地を回った一行は、その足で榛名富士山頂に登った。同日夕の宴会では、北関東朝鮮歌舞団の公演も行われ、前大会から1年ぶりの再会を喜び合う参加者も。26日には日本百名山のひとつ、谷川岳(1977メートル)に登頂。雄大な景色を眺めながら満足感にひたっていた。

金永南委員長ら、各地で青年節を祝う

 青年節(8月28日)に際し、金永南最高人民会議常任委員会委員長、洪成南総理ら党と国家の指導幹部、道、市、郡の党、政権機関、勤労者団体の責任幹部らが金鐘泰電気機関車工場、平壌火力発電連合企業所、2.8直洞青年炭坑をはじめ工場、企業所、協同農場、大学などを訪れ、青年たちとともに青年節を祝った。

 党・国家の指導幹部たちは、勤労の偉勲を立てた青年たちを祝い、彼らとともに舞踏会やレクリエーション競技などに参加し祝日を楽しんだ。(朝鮮通信)

南ア駐在朝鮮大使に朴根光氏任命

 8月28日発朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の政令によって、南アフリカ駐在朝鮮大使に朴根光氏が任命された。(朝鮮通信)

朝鮮、アジア年齢別シンクロ大会で金、銀

 8月22日から26日まで、中国の珠海で行われた第2回アジア年齢別水泳選手権大会シンクロナイズドスイミングA級(16〜18歳)ソロでチャン・オクスンが優勝した。また、同B級(13〜15歳)ソロでトッコ・ポム、B級デュエットでトッコ・ポム、ユン・ヒのペアがそれぞれ優勝した。

 一方、A級デュエットのチャン・オクスン、カン・ミョンヒのペアが2位に入った。
(朝鮮通信)

非生産部門の中央バスケットボール大会

 朝鮮民主主義人民共和国創建54周年を記念し、非生産部門中央機関活動家によるバスケットボール競技大会が8月29日から平壌体育館で開幕した。

 大会は6日まで行われ、単位別に3つのブロックで熱戦が繰り広げられる。
(朝鮮通信)

ミサイル防衛を正当化、技術拡散口実の「制裁」

労働新聞、朝鮮中央通信がそれぞれ論評

 労働新聞2日付は、米国が最近、朝鮮のミサイル技術の開発と拡散について騒ぎ立て、朝鮮の会社に対して制裁を科した事実を論評、次のように指摘した。

 米国がわれわれのミサイル問題にいいがかりをつけている背景には、同盟諸国はもちろん、米国内でも反対しているミサイル防衛システムの樹立を正当化し、本格的に推し進めるための口実を設けようとする意図がある。

 われわれは、米国が軍事的圧力や経済制裁を加えてもびくともせず、逆に軍事優先の旗じるしを高く掲げて自衛的国防力をあらゆる面から強化していくだろう。

 8月31日の朝鮮中央通信も論評を掲載し、問題は米国がミサイル技術移転と販売を口実にわれわれに対し「制裁」を加えることである、と指摘し次のように強調した。

 われわれのミサイル問題は、「制裁」とはまったく結び付けられない問題である。

 米国がわれわれの平和的なミサイル計画について引き続きわい曲し、騒ぎ立てるのは彼らがわが朝鮮を依然として信頼しておらず、対朝鮮敵視政策に何の変わりもないということをそのまま示している。(朝鮮通信)

往来ニュース

 2日 万寿台芸術団(李学範団長)が中国訪問のために平壌を出発した。
 1日 中国人民政治協商会議全国委員会代表団(団長=周鉄農副主席)が平壌に到着した。平壌駅で祖国統一民主主義戦線の康蓮鶴議長と駐朝中国臨時代理大使が出迎えた。
 8月31日 ノルウェー共産党エストフォル県委員会のノリューム委員長一行が平壌に到着した。(朝鮮通信)

非転向長期囚「2次送還の早期実現を」

ソウル市内で集会

 非転向長期囚2次送還を求める記者会見と集会(主催=「非転向長期囚送還推進委員会」)が2日、ソウル明洞のヒャンリン教会で行われた。1次送還2周年に際して開かれたもので、クォン・オホン推進委員会常任代表は、「非転向長期囚の送還は6.15共同宣言履行の具体的な実践であり、人道主義と同胞愛の勝利であった」と指摘、「2次送還を求めて1年半経つが、政府当局の送還意志が確認できないことが遺憾」だと語った。

 記者会見に続いて行われた集会で参加者らは、32人の非転向長期囚の無条件送還を実現させるため政府が積極的に取り組むことを促した。

 オ・ジョンリョル全国連合常任議長は、「非転向という概念は、政治的思想と信念をすべての生活に一貫して生きてきた人たちを指すもので、『転向』いかんが問題ではない」と述べながら、「6.15共同宣言を着実に履行するためにも、32人の非転向長期囚が自らの信念の故郷に帰り、そこからわれわれと手を組んで、統一に向けて共に努力できる環境を作らなければならない」と語った。

 当局に2次送還で故郷に帰ることを要請しているパク・ジョンリン氏は、「故郷に帰りたくても、公安当局が怖くて名乗り出るのを躊躇している人が多いと聞く。それらすべての人たちが送還されるまで、この事業は2次、3次、4次と継続されなければならない」「当事者である私たちも、自分が暮らしたい場所で暮らせるよう勇気を出してがんばろう」と、大会に参加した長期囚らを激励した。

 集会終了後、送還推進委員会の代表4人は統一部と大韓赤十字社を訪問し、送還を促す書簡と送還名簿を手渡した。

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