春・夏・秋・冬 |
久々にうれしい知らせが届いた。朝鮮へのエネルギー支援のために太陽光発電機と水力発電機を支援している日本のNGOの活動を紹介したところ、早速募金が寄せられたというのだ。遠方から大金を送って下さる人もいたという。「新報読者の方々には本当に感謝します」と「KOREAこどもキャンペーン」事務局長の筒井由紀子さんは言う
▼そのこどもキャンペーンが主催する「南北コリアと日本のともだち展」が13日から20日まで、東京都児童会館で開催される。南北、日本、そして在日の子どもたちの絵を一堂に集め展示しようという企画だ。北の子どもたちの絵は、スタッフが現地に行きその場で書いてもらうなどして集めた。平壌とソウルでも実現。南や日本、在日の同世代の絵を初めて見る北の子どもたちは興味津々の様子だったという ▼展覧会開催中の14日には、朝鮮学校、韓国学校、日本の学校、そして南から来た子どもたちが集うワークショップも行われる。それに先立ち、南の子どもたちは朝鮮学校と日本学校も訪れる ▼南の子どもたちが朝鮮学校を訪れるなど、少し前まで想像もできなかったことだが、時代はどんどん動いているのだろう。なにしろ、民族教育の長い歴史の中で初めて、朝鮮学校の生徒たちがソウルと全州で芸術公演を行ったのだから ▼1年前の今日(9月11日)、世界を震撼させた「同時多発テロ」。貴い犠牲に報いるためには、今こそ全世界の人々が平和を唱えるべきではないのか。子どもたちの展覧会も東北アジアの平和を願う催しだと聞いている。(聖) |