あの時、このひと言


 「おじいさん、おばあさんが聞かせてくれた話から想像していた故郷の地です。その地で舞台に立てるなんて本当に夢のようです」(民族教育史上初のソウル・全州公演を行った在日朝鮮学生少年芸術団で司会役を務めた初級部5年のイム・ジンリャンさん)

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 「90年には選手として、今回は監督としてソウルを訪れたが、南の市民らの熱狂的な応援に胸が熱くなった。66年のW杯で北が8強入りし、今回南が4強入りの快挙を遂げたように、わが民族はサッカーをこよなく愛し、才知に富み、強い意志を持った民族だ。北と南が力を合わせるなら間違いなくもっと強いチームになれる」(ソウルで行われた北南統一サッカーの北側代表チーム・李ジョンマン監督)

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 「38度線がある南北ですら互いに交流するのに、まして日本には38度線はないではないか。両団体(総聯・民団)が、海外にありながらも朝鮮半島の平和と南北統一の道を開く役割を果たしてくれるよう期待する」(在日朝鮮学生少年芸術団公演を主催した「韓国青少年サラン会」の金相賢理事長)

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