関東大震災から79年

各地で虐殺された朝鮮人追悼


八千代市内の追悼碑訪ねる

千葉で犠牲者追慕し集会

碑の前で焼香する参加者ら

 「関東大震災朝鮮人犠牲者を追慕する第20回集会」(主催=実行委員会)が14日、千葉県八千代市の観音寺で行われ、30余人の日本市民や関係者らが参加した。

 追慕式では、観音寺住職の関光禅八千代市仏教会会長が読経を行い、犠牲者の冥福を祈った。

 関住職は、「日朝間の過去清算を解決することが、犠牲者の魂を安らかにする道。これまで寺で供養してきたが、今後も観音寺があるかぎり責任を持って慰霊祭を行う」と述べた。

 参加者らは、犠牲者の遺骨が安置されている八千代市内の大和田新田(2体)、長福寺(3体)、中台墓地(1体)の慰霊碑を訪ね、それぞれ焼香をした。来年、関東大震災朝鮮人虐殺から80年を迎えることから、参加者らはこの日を忘れることなく朝・日友好親善のために努力していくと話していた。

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