戦時中の朝鮮人犠牲者、愛知で追悼祭
本名判明者も
名古屋市の覚王山日泰寺にある「寃死同胞慰霊碑」前で今年も、建立日である9月1日に追慕祭が行われ、70余人が訪れた。
追慕祭では例年どおり、愛知県に強制連行されたり、同県から南方へ連行され犠牲になった81人の名前が読み上げられたが、とくに今回は今まで「創始改名」の名前しかわからなかった三菱道徳工場の犠牲者「呉原愛子」の本名が日朝協会の有志たちにより「呉吉愛」であることが判明し、本名で読み上げられた。 同碑石管理委員会のカン・ミョング委員長が報告し、日本の侵略戦争の責任追及と真相究明をしっかりとすることが、真の朝・日親善につながると述べた。 また朝・日合同による愛知県朝鮮人強制連行真相調査団(マダン21)日本人側の寺尾光身団長と国会議員である近藤昭一代議士は、日本人として今やるべきことは、有事法制などの悪法を絶対に作らせないことだとしながら、首相の訪朝が国交正常化のきっかけになることを望むとあいさつした。【「寃死同胞慰霊碑」管理委員会】 |