360度の大パノラマ画を満喫

第8回在日同胞東ブロック登山大会


谷川岳山頂に登頂し、歓声をあげる参加者たち
 第8回在日同胞登山東ブロック登山大会が8月25〜26日の2日間、群馬県の榛名湖・谷川岳で行われ、関東、東海、信越、北日本から160余人の愛好家らが参加した。また「在日同胞の登山大会に参加してみたい」と南朝鮮の「大韓山岳連盟」の金在奉、李義載氏も共に参加した。

登山開始から50分、元気に手を振る参加者たち

 初日、現地の榛名湖で集合したメンバーらは、大会から約1年ぶりの再会を互いに喜びあった。

 そして、榛名湖畔の景色や語らいを楽しみながら散策し、榛名富士山頂へロープウエーで登った。夜には宴会が行われ、北関東歌舞団の公演を楽しんだ。

谷川岳山頂で昼食をとりながら遅れて登ってくる参加者らを声をあげ歓迎した

 2日目、ロープウエーで天神平で降り、日本百名山のひとつの谷川岳(1977メートル)山頂まで片道約2時間20分歩いて登るAコース、天神平から簡単な散策をし山の景色を楽しみハイキングをするBコースに別れた。Aコースは前もって知らされた通り険しい足場や鎖なしでは登れないコースでもあり、大半は登れないだろうと思われていたがその予想を裏切り、疲れも見せず多くの参加者が登頂をなしとげた。決して楽ではない山道を祖国統一と書かれた旗を持ちながら、ラジカセで朝鮮民謡を流しながら登る参加者らもいた。年に1度しか顔を合わせることのない参加者どうしではあるが、聞こえてくる民謡にオッケチュムをしたり、水が足りなくなった人に自分の水を分ける人もいた。疲れを感じれば励ましあいもした。

 山頂をめざし登頂した参加者らは大自然の空気を体いっぱいに吸い、山頂で見る360度の大パノラマ画の美しい自然に笑顔がたえなかった。

 登山を終えた参加者らは来年もまた会おうと固い約束を交わし帰路についた。
(盧琴順記者)

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